74 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 09:00:57 ID:7q3cVVg2
空気読まずに投下
堀主水と女の幽霊の話
地味な方の加藤さんちの家臣堀主水は、ある日若松城下を歩いていた時一人の僧侶に呼び止められた
僧侶が言うには主水には死相が出ていて七日の内に死ぬ、その原因は女人の恨みにあるとの事。
心当たりあるか? と聞かれて主水は以前、小姓との密通を疑って愛妾を拷問、白状しないからと手打ちにした事を思い出した。
その愛妾を葬った墓を掘り返してみると、死んでから大分経つにも拘らず遺体はまるで生きているかのよう。
この女の祟りに間違いない、と僧侶は女の遺体を小田山の中腹にある宝積寺に運ばせ、
主水に今夜はこの女の隣で横になって夜を明かすように言い含めた。
ただし、夜の間に何があっても身動き一つしてもいけないし、声を出してもいけない、でなければその場で死んでしまうと。
夜も更け いわゆる丑三つ時になった頃合に死んだはずの女がむっくり起き上がった。
隣に主水が横たわっているのを見つけると、
「ああ悔しい 自分は無実の罪で殺されたので、何としてもこの男を取り殺して恨みを晴らしてやろうと思っていたのに、
この男は先に死んでしまったのか」そういいながら、主水の体を撫で回してくる。
主水は生きた心地もしなかったが、僧侶に言われたことを守ってじっと我慢していた。
やがて夜が明け、一番鳥の声とともに女はばったり倒れて動かなくなった。
朝になってやってきた僧侶は七日の間これを続ければ女の恨みも晴れ、無事成仏できると話した。
主水はなんとかがんばって七日持ちこたえ、なんとか命を長らえることができた。
女は宝積寺に改めて葬られたという。
あなたのお陰で助かりました、と礼を言う主水に向かって僧侶は首を振りながら
「今回はこれで済みましたが、どうもあなたには災難の相が見える
この先もよくよく気をつけ、身を謹んでおく事です」と注意して去っていったという。
会津騒動が起こって加藤家改易になる数年前の話だとか。
地元の怪談を集めた本で見たきりなので申し訳ないが原典不明です。
75 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 09:05:52 ID:zDmvTscv
馬鹿息子に族滅されちゃうんだっけか主水さん
76 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 09:34:57 ID:0bXOo6OI
娘たちがバカ息子改易に追い込んで仇討つからおk
77 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 09:41:25 ID:OOUvu5nw
次世代四天王の中でも地味加藤さんとこは群を抜いてるからな
78 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 10:10:36 ID:T3L0dVxQ
鉄砲まで持ち出した堀主水のぶち切れ方は
ちょっと面倒臭い三河武士っぽいと思った
生まれてくる時と場所を間違えたような
80 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 10:17:16 ID:gjMhGE4X
嫁もあの人の娘だしねえ
81 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 10:22:10 ID:gjMhGE4X
>>78
地味加藤さんとこは元々三河武士だし、本人もああいう性格だから
息子があれだっただけな気もする
空気読まずに投下
堀主水と女の幽霊の話
地味な方の加藤さんちの家臣堀主水は、ある日若松城下を歩いていた時一人の僧侶に呼び止められた
僧侶が言うには主水には死相が出ていて七日の内に死ぬ、その原因は女人の恨みにあるとの事。
心当たりあるか? と聞かれて主水は以前、小姓との密通を疑って愛妾を拷問、白状しないからと手打ちにした事を思い出した。
その愛妾を葬った墓を掘り返してみると、死んでから大分経つにも拘らず遺体はまるで生きているかのよう。
この女の祟りに間違いない、と僧侶は女の遺体を小田山の中腹にある宝積寺に運ばせ、
主水に今夜はこの女の隣で横になって夜を明かすように言い含めた。
ただし、夜の間に何があっても身動き一つしてもいけないし、声を出してもいけない、でなければその場で死んでしまうと。
夜も更け いわゆる丑三つ時になった頃合に死んだはずの女がむっくり起き上がった。
隣に主水が横たわっているのを見つけると、
「ああ悔しい 自分は無実の罪で殺されたので、何としてもこの男を取り殺して恨みを晴らしてやろうと思っていたのに、
この男は先に死んでしまったのか」そういいながら、主水の体を撫で回してくる。
主水は生きた心地もしなかったが、僧侶に言われたことを守ってじっと我慢していた。
やがて夜が明け、一番鳥の声とともに女はばったり倒れて動かなくなった。
朝になってやってきた僧侶は七日の間これを続ければ女の恨みも晴れ、無事成仏できると話した。
主水はなんとかがんばって七日持ちこたえ、なんとか命を長らえることができた。
女は宝積寺に改めて葬られたという。
あなたのお陰で助かりました、と礼を言う主水に向かって僧侶は首を振りながら
「今回はこれで済みましたが、どうもあなたには災難の相が見える
この先もよくよく気をつけ、身を謹んでおく事です」と注意して去っていったという。
会津騒動が起こって加藤家改易になる数年前の話だとか。
地元の怪談を集めた本で見たきりなので申し訳ないが原典不明です。
75 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 09:05:52 ID:zDmvTscv
馬鹿息子に族滅されちゃうんだっけか主水さん
76 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 09:34:57 ID:0bXOo6OI
娘たちがバカ息子改易に追い込んで仇討つからおk
77 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 09:41:25 ID:OOUvu5nw
次世代四天王の中でも地味加藤さんとこは群を抜いてるからな
78 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 10:10:36 ID:T3L0dVxQ
鉄砲まで持ち出した堀主水のぶち切れ方は
ちょっと面倒臭い三河武士っぽいと思った
生まれてくる時と場所を間違えたような
80 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 10:17:16 ID:gjMhGE4X
嫁もあの人の娘だしねえ
81 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/03/07(日) 10:22:10 ID:gjMhGE4X
>>78
地味加藤さんとこは元々三河武士だし、本人もああいう性格だから
息子があれだっただけな気もする
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