205 名前:丼 ◆14J3H3f/.A [sage] 投稿日:2010/05/23(日) 00:43:13 ID:dz5Tt2V+
比治利丸は男のこ
奥州仕置きで豊臣秀次に見染まれた「東国の美姫」と称された最上義光の娘
駒姫が京へ旅立つという日、家族水入らずでの席が設けられた。
自慢の姉との別れという事もあって、まだ幼い弟の比治利丸は泣いて姉を引き止めた。
比治利丸「あねうえ、かんぱくさまなどという知らないひとへとつぐなどやめてくだされ」
駒姫「比治利丸は男のこでしょ、泣かないで。大きくなったらまた会えるから。
父上と母上、それに家族のみんなを頼んだわよ。」
比治利丸は姉に諭され、その行列を父に手を取られ山形から見送った。
しかしそれから間もなく秀次事件に際し駒姫は三条河原で身分の卑しい者に処刑された。
次々と山形城に入る凶報、右往左往する父、泣け叫ぶ母・・・
やがて豊臣家から遺品として駒姫の髪と辞世、小袖の片方が最上家に届けられた。
咽び泣く家臣、やるせなさを胸に肩を震わせる父・・・
駒姫の法要を行う山形に涙を眼に湛え、下一点を見つめる比治利丸の姿があった。
義光「比冶利、こういう時は泣いてもいいんじゃぞ・・・」
比冶利丸「比冶利は泣ぎません!ひじりはおどごのごにございまずっ!!!」
義光「皆の者下がれ。ちょっと家族だけにしてくれ。」
最上比冶利丸、後の山辺義忠の子供のころの話である。
206 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 00:50:06 ID:rmoLlAf1
フィクションくせー
207 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 00:54:18 ID:H1miPd7n
NHK大河ドラマ最上義光 第36話 「駒姫の悲運」の一場面です
比治利丸は男のこ
奥州仕置きで豊臣秀次に見染まれた「東国の美姫」と称された最上義光の娘
駒姫が京へ旅立つという日、家族水入らずでの席が設けられた。
自慢の姉との別れという事もあって、まだ幼い弟の比治利丸は泣いて姉を引き止めた。
比治利丸「あねうえ、かんぱくさまなどという知らないひとへとつぐなどやめてくだされ」
駒姫「比治利丸は男のこでしょ、泣かないで。大きくなったらまた会えるから。
父上と母上、それに家族のみんなを頼んだわよ。」
比治利丸は姉に諭され、その行列を父に手を取られ山形から見送った。
しかしそれから間もなく秀次事件に際し駒姫は三条河原で身分の卑しい者に処刑された。
次々と山形城に入る凶報、右往左往する父、泣け叫ぶ母・・・
やがて豊臣家から遺品として駒姫の髪と辞世、小袖の片方が最上家に届けられた。
咽び泣く家臣、やるせなさを胸に肩を震わせる父・・・
駒姫の法要を行う山形に涙を眼に湛え、下一点を見つめる比治利丸の姿があった。
義光「比冶利、こういう時は泣いてもいいんじゃぞ・・・」
比冶利丸「比冶利は泣ぎません!ひじりはおどごのごにございまずっ!!!」
義光「皆の者下がれ。ちょっと家族だけにしてくれ。」
最上比冶利丸、後の山辺義忠の子供のころの話である。
206 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 00:50:06 ID:rmoLlAf1
フィクションくせー
207 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/05/23(日) 00:54:18 ID:H1miPd7n
NHK大河ドラマ最上義光 第36話 「駒姫の悲運」の一場面です
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