伏見伊達屋敷への討ち入り

2009年08月28日 06:52

724 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 17:46:47 ID:18y5Gpto
さてさて、久々に面倒くさい人たちのお話。

伏見においての事。

徳川家康の若い旗本である、筑紫惣九郎と言う者の小者が、伊達政宗の屋敷の、
水汲みの者と口論となり、その水汲みに筑紫の小者が叩かれて帰ってくる、と言う事があった。

これを聞いた筑紫惣九郎は激怒した
「堪忍ならぬ!政宗の屋敷に切り込みに行く!!」

まわりに居た、関金平、藤田民部と言った6,7人の惣九郎の友達たちも、これにさすがに驚き、
「何もそこまでする必要は無いだろう?」などと、口々に諌めたが、惣九郎は
まったく聞き入れようとしなかった。

惣九郎のあまりの頑固さに、周りの者達もさすがに呆れ
「解った勝手にしろ。しかしお前一人で討ち入らせるのもどうかと思うので、みんなで討ち入ろう。」

なんだか斜め上の結論に至った。

惣九郎と愉快な仲間たちが早速討ち入りの準備をしていると、これを聞きつけたのが
足軽大将の渡辺矢之助である。
渡辺は足軽大将と言う地位からもわかるように、惣九郎たちより年齢も地位も上の、
徳川家のことを考えた上で、若い者達を導く立場の人間であった。
渡辺は惣九郎の眼前で強く言った

「わしが足軽を出して後詰をする!存分に討ち入って来い!!」

話の解る上役であった。


さて、この当時の大名屋敷と言うのは、通常、常に大門を開いていたそうだ。
彼らは伏見伊達屋敷に、大門から堂々と入ってくると、理由も告げずに
突然切込みをはじめた。

伊達家の者達は当然わけがわからない。番兵たちが押さえ込もうとするが
この厄介な三河者達はその番兵どもを蹴散らすと、「まあこんなものか」と
引き上げようとした。が、藤田が伊達の番兵に捕まってボコボコにされているのに気がつき
もう一回戻って藤田を助けたりもした。

そんなわけで引き上げてると、騒ぎに気がついた伊達の屋敷の者達が、大勢で彼らを
追跡してきた。7人ほどの三河者に、数十人の伊達勢が迫る!その時である

後詰の渡辺矢之助が、足軽を率いて間に入った!

「伊達家の皆様、これは軽率ですぞ!我等は家康の者どもにて譜代の家人なれば、
逃げ隠れすることは少しも無い!
何か言いたい事があるのなら、われわれが聞こう!」

そういって惣九郎たちを引き上げさせた。
これに伊達家の者達は、何も出来ずに引き下がったそうだ。

その後、伊達政宗から家康に、正式に抗議が来た。
この事を惣九郎は聞くと、「他の方々に迷惑をかける事はできない。」と、その頃の奉行に
断ってから、切腹をした。政宗もこれに異議を挟まず、この件は決着にいたった。

ちなみにこの討ち入りに加わったものの内、藤田は怪我の手当てのため関東に戻り、
後に松平忠吉に仕えた。
その他の者達には、特に沙汰も無かったとの事である。





725 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 18:13:08 ID:NhGIEK05
筑紫惣九郎と申す者、覚悟誠に天晴れと言う他無しに候。


726 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 19:23:16 ID:Kai4OQoI
めんどくさいというか二転三転しすぎでしょ
政宗も扱い方がよく分かってらっしゃる

727 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 19:50:14 ID:H7AYwN5F
叩かれて帰ってくる小物とか
気づいたら番兵にボコボコの藤田とか、いちいち表現が可愛くてウケたww

渡辺も話のわかる上役だしいいな

728 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 20:59:24 ID:USuCG/8Z
これは頭が固いというよりか身勝手な発想で命のやり取りすんなって感じだな。

729 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/08/27(木) 22:15:28 ID:9IABb3HT
いや、今の日本に必要な発想だな

730 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 22:20:14 ID:PkjgSr5d
まあ徳川家に限らず、この当時の武士なんて、みんなこんな感じだよなw

731 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 22:41:48 ID:16y4U6Eu
ヤクザじゃん

732 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 22:45:14 ID:PkjgSr5d
>>731
むしろヤクザの方が武士のメンタリティにあこがれたと言うべき。

733 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 22:52:31 ID:zw+1QSr5
>>724>>727
斬り込んで来た相手にボコボコで済ませるなんて、伊達家の番兵は随分と優しいな。

734 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/27(木) 22:57:02 ID:oWrluhwN
>>733
政宗「主君に似ただけさ!」

740 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 14:39:55 ID:qTEUVmIl
>>724
そういや、水野勝成も伊達政宗んとこ殴りこみに行かせてたよなあ・・・
たかが馬一匹の為に。

741 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/08/28(金) 15:14:09 ID:0bBbVaFm
実は政宗に一泡吹かせたいだけだったとか
日頃の行いは大切だよね

750 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 18:12:38 ID:CocuVOrm
>>740
夏の陣の戦自体、伊達が言うことを聞かないせいで
苦労してる中、配下の部隊の神保隊は政宗に撃たれ全滅に近い状態に。
さらには、自分の家臣にあげた馬が
戦のどさくさで、なぜか伊達軍にあった。

そりゃ、何かしたくなる罠
もっとも馬一頭を奪い返す際、
馬取り、付き添いの徒士までを殺した辺りは勝成らしいが

753 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/08/28(金) 18:30:07 ID:YrvN1N+C
まーくんはまーくんでその鬱憤晴らしに老中と相撲とったり、酔っ払って
膝枕したりしたってわけですねw


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