504 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/10/18(日) 09:37:52.88 ID:G0YrFzzC
石川一光の戦死
賤ケ岳の戦いの前日、石川兵助(一光)と福島市松と口論し、刺違えようとしていた。
座に居合わせた者達は「明日の戦に身を捨てて高名を追い求めるべきだがこれはどういうことだ」と制止させた。
石川は「皆の前でろくに口も開けない市松に戦で活躍なんてできるわけがない!明日は俺の後ろ姿でも見てるんだな」と言い捨て出ていった。
合戦が始まると石川は直に柳瀬目指して只一人突き進んでいき、討死してしまった。
人々は「石川の勇気は立派だったが、怒り任せはよくなかったなぁ」と言いあった。
秀吉は石川の弟長松に感状を与えたが、その文には
「今回の、三七殿が異心を抱いたため美濃大垣に出陣し、柴田修理亮勝家が柳瀬に出向いたので一戦に及んだ際、
兄の兵助は一番に槍を合わせて討死を遂げたこと、抜群の働きであった。
お前はまだ若造ではあるが、兵助の勇志を想い千石を与える。より一層の忠節を尽すべし」
とあったそうな。
『常山紀談』
石川一光の戦死
賤ケ岳の戦いの前日、石川兵助(一光)と福島市松と口論し、刺違えようとしていた。
座に居合わせた者達は「明日の戦に身を捨てて高名を追い求めるべきだがこれはどういうことだ」と制止させた。
石川は「皆の前でろくに口も開けない市松に戦で活躍なんてできるわけがない!明日は俺の後ろ姿でも見てるんだな」と言い捨て出ていった。
合戦が始まると石川は直に柳瀬目指して只一人突き進んでいき、討死してしまった。
人々は「石川の勇気は立派だったが、怒り任せはよくなかったなぁ」と言いあった。
秀吉は石川の弟長松に感状を与えたが、その文には
「今回の、三七殿が異心を抱いたため美濃大垣に出陣し、柴田修理亮勝家が柳瀬に出向いたので一戦に及んだ際、
兄の兵助は一番に槍を合わせて討死を遂げたこと、抜群の働きであった。
お前はまだ若造ではあるが、兵助の勇志を想い千石を与える。より一層の忠節を尽すべし」
とあったそうな。
『常山紀談』
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