朝鮮の名医、経東

2009年12月09日 00:06

経東   
876 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/12/08(火) 05:42:53 ID:HMi3oHHd
朝鮮役の折、多くの朝鮮人が日本軍の捕虜となったが、土佐長宗我部氏の捕虜の中に、
経東という、当時の朝鮮で聞こえた名医もいた。

さて、土佐につれてこられたこの経東、医師と言うことで病人を診るのだが、
病気の診断をするものの、その診断で病気が治るということがなく、かえって殺す事が多かった。
そのような状態が1年ほども続き、土佐の人々は「異国にはあんなヘボ医者がいるのか」と、
上下男女、大いに嘲笑った。
経東はこれを恥じ、どうしてこうなるのかと大いに苦悩し、そのまま病気にまでなってしまったそうだ。

病に臥せりながら朝夕に自分の診断が失敗する理由を考えていた経東、ある時ふと、思い至った。
「朝鮮と日本は土地が違うだけではなく、その土地に住む人も、また異なるのではないだろうか!?」

これを悟るとたちまち病回復し、また患者を診ても失敗する事が無くなり、逆に名医と言う声が
日増しに高くなった。その声は畿内にまで聞こえ、ついに秀吉の居城、伏見へと召しだされ、
その威勢、「経東の他に名医はいない」と言われるほどであったと言う。

ところが、名が上がればそれに嫉妬する人が出るもので、当時大医と呼ばれた人の中に、
経東の名声に激しく憤った者がいた。この者、饗宴と言う名目で経東を呼び出し、
その食事の中に密かに鴆毒(砒素毒)を入れた。

経東、これを食してたちまち、「鴆毒だ」と見抜いた。ところが

「私がこれを解毒するのは簡単なことだ。が、今毒で死ななくても、刀刃によって殺されてしまうだろう。
しかし、今死ぬのなら!」

そう言うと懐中より、四寸四方ばかりの一冊の書物を取り出した

「これは万民を救う医学書であるが、日本人に伝わってしまえば我が恨みとなる!」

と、火の中に投げ入れ焼き捨てた。
本が燃えるのを見届けると、経東もまた程なく死んだ、とのことである。

人々、「医師であるなら経東に親切に接し、彼から医術を学ぶならば、貴重な医術を
日本に伝え残す事ができたのに、くだらない嫉妬で殺してしまうとは、
天下の宝を失ったとはこのことである。」と、語り合ったそうである。




877 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/12/08(火) 09:30:06 ID:/05OCmQu
>日本人に伝わってしまえば我が恨みとなる
この部分だけ発想が理解できないな。
別に日本人でもそれを活かしてより多くの生命が救われるほうがいいんじゃないかと思ってしまう。


878 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/12/08(火) 09:35:48 ID:dVpS5iLm
恨の文化ってやつなのかね
良し悪しは別として食い違いが発生する理由のひとつが垣間見える気がする

879 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/12/08(火) 14:04:23 ID:U9mbTHTm
一応後世に残されたようだよ、金徳伝医方として
ただこれ・・・針灸ようだが

880 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/12/08(火) 14:45:55 ID:7RYKNdPu
>>877
恨みの先が加害者だけでなく日本人全般に向いたんじゃね?
相手が異邦の地に拉致られて来た人だという事を忘れてはいかんよ。
それでも頑張って人命救助してたのにこの最期ではな……

881 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/12/08(火) 14:51:05 ID:2K+8x7wp
いかにも作ったような話なのが惜しい
でも、後世の人々への戒めにはなるね

882 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/12/08(火) 15:01:38 ID:WeMDNTvi
殺して技術を奪ったとなれば、それが何であれ、後々まで怨恨の元になるって事じゃないかな
多くの人を救う尊いものであるからこそ、そういった因縁がつくのを恐れたとか

本人の意思とは関係なく恨み、怨霊の類にされちゃいそうってのは割と日本的

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