長年寺を守る・いい話

2008年10月16日 11:28

受連   
823 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/01(月) 01:10:44 ID:OqZOmtq7
寺を守る話

永禄四年(1561)、武田信玄が上州に侵入してきた。
当地の大寺である長年寺は戦乱に巻き込まれることを恐れ、僧、受連は信玄から、
「予の軍勢がこの寺で略奪や暴力、破壊行為などの狼藉を行うことを禁止する」との制札を手に入れた。

が、戦乱は長引き、長年寺周辺も無事ではすまない状況になってきた。
寺に住んでいた200人あまりの僧俗に、受連は「このままでは危険である。皆、避難するように」と言った。
僧の一人が「しかし、我々がここから避難してしまえば、この寺は軍勢にどうされるか…」

受連「私が、守るよ」

彼は一人この寺に残った。戦禍は、たちまち長年寺に襲い掛かってきた。武田の足軽たちが
あるいは食物を、あるいは資材を、あるいは金銭を奪いに、長年寺に押しかけてきたのだ、そのたびに
受連は一人門前に立ち、戦場で荒くれている軍兵を前に、制札を掲げた。

「ここは保護された場所である!」

ある時は刀で脅され、ある時は暴行を受け、ある時は着ているものを身包みはがされたこともあったと言う。

やがて上州の情勢が落ち着く。避難していたものたちが、長年寺に帰ってきた。
そこには、

かわらぬ長年寺の姿と、痩せこけ、体中に傷を負いながらも、門前に立ち彼らを迎え入れる、受連の笑顔があった。




824 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/01(月) 01:34:43 ID:1hH+R0Zj
これはいい話だ

825 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/01(月) 02:09:49 ID:A5W0CLpW
ホントにいいボウズは違うね

826 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/01(月) 02:21:36 ID:9kfSACql
やべえ、めっちゃいい話だ
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