330 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 01:41:46 ID:zxy5hOHw
皆さんお待ちかね。久しぶりに面倒くさい三河武士のお話ですよー!
石川重政という武士がいた。
例のごとく一向宗であり、
例のごとく三河一向一揆に参加し、
例のごとく家康と戦った。
さて、家康の手により一向一揆が鎮定されると、重政は尾張の織田信長に仕える。
だが、なんのかんのあって信長に「こいつ、家康のスパイじゃね?」と疑われ、
何のかんのあって解雇。なんのかんのあって三河に戻り、家康に帰参を申し出た。
家康「重政!またわしに仕えたいというのだな!」
重政「はい!帰参させてください!」
家康「じゃあ一向宗から改宗しろ!」
重政「嫌です!」
これだ。それが帰参を求めるものの態度か。流石に家康も腹が立った。
「重政?ちょっと側まで来い。カモン。」「はい。」
重政が近くに寄ると家康、いきなり重政の胸ぐらをつかんだ!
「!?」
よく知られているように、家康は剣術、馬術、鉄砲の達人である。無論体術も。
重政が気がついた時には、彼の体は家康の膝の下に組み敷かれていた。
ギリギリ締め上げながら家康は言う
「どうだ重政ッ!これでも改宗しないかッ!?」
「い…いたしませぬ!」
「大体お前は、もともと浄土宗だったではないか。浄土宗に戻るわけにはいかんのか!?」
「一度改宗したものを、元に戻そうなど…御免こうむります!」
じゃあもうしょうがない。ここで家康は重政を投げ飛ばした。そして
「お前は譜代じゃないから、強制できないんだよな~」
と、嘆いた。『今のは強制じゃなかったのか?』というツッコミは無しだ。
すると投げ飛ばされ大の字に倒れていた重政、ひょいと立ち上がり、こう宣言した。
「石川重政、浄土宗に戻ります!」
家康、唖然としながら、「そ、それならよいが、何故?」
すると重政「いくら殿様とはいえ、侍を膝に組み敷くなんてひどいッスよ!
そんな状況で改宗したら、かっこ悪いじゃないですか!」
ここまで書いてきた自分にもよく分からないが、三河武士とはそういうものらしい。
この石川重政、あの石川島播磨重工業の「石川島」に、その名を残す。
『池田正印覚書』より
331 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 01:44:26 ID:MgGibs4G
面倒くせぇ…面倒くせぇよ三河武士
嫌いじゃ無いけどな
332 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 01:53:50 ID:d5mfGs9l
無理強いには反発するという気持ち、
まあ分からんでもない。
333 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 02:46:14 ID:fHcfMw7P
ヤンキーかw
334 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 02:52:57 ID:d5mfGs9l
戦闘を意識しているあたり、根本で通じるものがあるんだろうね
340 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 08:59:07 ID:ORkxNyAP
>>330
おお懐かしい……
石川さんか誰か忘れたけど、過去スレで同じようなエピソード読んだ記憶がありまー
一向一揆の収束後、帰参したor捕まった元家臣が家康に「とにかく、一向から改宗せねば殺す」と脅されて「浪々の身と雖も武士が、己の命を盾に脅されて屈することができましょうか!否、断じて否!!」と断固拒否。終いに「さあー殺せー」と居直る始末
あまりの頑固さに手を焼き呆れた(そしてあたら勇士を殺したくなかった)家康が「もういいわ、どこへなりと行って、好きなようにするがいい」と吐き捨てた瞬間にくるりと平伏して「改宗しマース」という。
家康や居合わせた一同、ドリフの縁側オチみたいにこけたが、
「今、殿が“もうよい”と赦免下さいましたので再び仕えまする。家臣の列に戻った以上、主命には従わねば」と澄まして答えたとかいう。
……まとめスレにあったかなあ記憶が定かでないわぁ
#159小栗又一さんですた
343 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 09:44:54 ID:CReAlyns
三河武士って粘着且つ欲深で、家康も飼いならすのが大変だったとか。
346 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 10:59:02 ID:ORkxNyAP
>>343
その代わり「儂が上洛して戻るまでの間、(人質に下向してくる)大政所を丁重にな」って言えば「心構え申したー!!」って大政所の居所に全力で薪を積み上げるんだぜ?
天下人秀吉なんかメじゃないんだぜ……
皆さんお待ちかね。久しぶりに面倒くさい三河武士のお話ですよー!
石川重政という武士がいた。
例のごとく一向宗であり、
例のごとく三河一向一揆に参加し、
例のごとく家康と戦った。
さて、家康の手により一向一揆が鎮定されると、重政は尾張の織田信長に仕える。
だが、なんのかんのあって信長に「こいつ、家康のスパイじゃね?」と疑われ、
何のかんのあって解雇。なんのかんのあって三河に戻り、家康に帰参を申し出た。
家康「重政!またわしに仕えたいというのだな!」
重政「はい!帰参させてください!」
家康「じゃあ一向宗から改宗しろ!」
重政「嫌です!」
これだ。それが帰参を求めるものの態度か。流石に家康も腹が立った。
「重政?ちょっと側まで来い。カモン。」「はい。」
重政が近くに寄ると家康、いきなり重政の胸ぐらをつかんだ!
「!?」
よく知られているように、家康は剣術、馬術、鉄砲の達人である。無論体術も。
重政が気がついた時には、彼の体は家康の膝の下に組み敷かれていた。
ギリギリ締め上げながら家康は言う
「どうだ重政ッ!これでも改宗しないかッ!?」
「い…いたしませぬ!」
「大体お前は、もともと浄土宗だったではないか。浄土宗に戻るわけにはいかんのか!?」
「一度改宗したものを、元に戻そうなど…御免こうむります!」
じゃあもうしょうがない。ここで家康は重政を投げ飛ばした。そして
「お前は譜代じゃないから、強制できないんだよな~」
と、嘆いた。『今のは強制じゃなかったのか?』というツッコミは無しだ。
すると投げ飛ばされ大の字に倒れていた重政、ひょいと立ち上がり、こう宣言した。
「石川重政、浄土宗に戻ります!」
家康、唖然としながら、「そ、それならよいが、何故?」
すると重政「いくら殿様とはいえ、侍を膝に組み敷くなんてひどいッスよ!
そんな状況で改宗したら、かっこ悪いじゃないですか!」
ここまで書いてきた自分にもよく分からないが、三河武士とはそういうものらしい。
この石川重政、あの石川島播磨重工業の「石川島」に、その名を残す。
『池田正印覚書』より
331 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 01:44:26 ID:MgGibs4G
面倒くせぇ…面倒くせぇよ三河武士
嫌いじゃ無いけどな
332 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 01:53:50 ID:d5mfGs9l
無理強いには反発するという気持ち、
まあ分からんでもない。
333 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 02:46:14 ID:fHcfMw7P
ヤンキーかw
334 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 02:52:57 ID:d5mfGs9l
戦闘を意識しているあたり、根本で通じるものがあるんだろうね
340 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 08:59:07 ID:ORkxNyAP
>>330
おお懐かしい……
石川さんか誰か忘れたけど、過去スレで同じようなエピソード読んだ記憶がありまー
一向一揆の収束後、帰参したor捕まった元家臣が家康に「とにかく、一向から改宗せねば殺す」と脅されて「浪々の身と雖も武士が、己の命を盾に脅されて屈することができましょうか!否、断じて否!!」と断固拒否。終いに「さあー殺せー」と居直る始末
あまりの頑固さに手を焼き呆れた(そしてあたら勇士を殺したくなかった)家康が「もういいわ、どこへなりと行って、好きなようにするがいい」と吐き捨てた瞬間にくるりと平伏して「改宗しマース」という。
家康や居合わせた一同、ドリフの縁側オチみたいにこけたが、
「今、殿が“もうよい”と赦免下さいましたので再び仕えまする。家臣の列に戻った以上、主命には従わねば」と澄まして答えたとかいう。
……まとめスレにあったかなあ記憶が定かでないわぁ
#159小栗又一さんですた
343 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 09:44:54 ID:CReAlyns
三河武士って粘着且つ欲深で、家康も飼いならすのが大変だったとか。
346 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/17(土) 10:59:02 ID:ORkxNyAP
>>343
その代わり「儂が上洛して戻るまでの間、(人質に下向してくる)大政所を丁重にな」って言えば「心構え申したー!!」って大政所の居所に全力で薪を積み上げるんだぜ?
天下人秀吉なんかメじゃないんだぜ……
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コメント
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最後のやつ、秀吉のオカン燃やそうとしちゃったんだっけか
パネエっす
( 2011年10月25日 16:52 )
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>>346
いや、あれは寒くならないように丁重に薪を積み上げたんだよ
一言寒いといえば壮大なキャンプファイアーです
老人の事故焼死は現代でもよく・・・ry
( 2012年01月08日 13:40 )
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