頼もしき家来の事

2016年07月21日 17:16

955 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/07/21(木) 00:27:49.69 ID:uZgz+BuU
頼もしき家来の事

紀州南龍院(徳川頼宣)様は、ある日和歌山で御物見に入られ往来をご覧されたことがあった。
御出になられたとも知らずに御家中の者は大勢往来していた中で、
ある御家来が供侍、草履取り、挟み箱持ち、槍持ちを従えて通りかかった。
御側に居た者が

「あれがかの噂となっている男ですか。」

と笑ったのをお聴きになられた。

「どのような噂があるのか?」

と言われたので、御側の者共はやむを得ず話した。

「かの者は身の上が苦しいとのことです。そうなのですが他に取り計らい方もあるでしょうに
甚だ不束なことをしているのでございます。」

「どのようなことをしているのか?」

「かの者が召し連れています侍はかの者の次男でございます。
草履取り、挟み箱持ち、槍持ちはいずれも三男四男、あるいは世話をしています甥などです。」

「それは頼もしい家来である。予は大勢召し連れているが、かの家来に劣らぬ草履取り、槍持ちがいるかというと心もとない。
家計の苦しさは関係のない事だ。」

程なくかの者を御取り立てられて、子供も相応の役に付けられたそうだ。

(耳袋)



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    天庵「わしにも、菅谷という頼もしき家来がおるぞ。」
    菅谷「私は、殿が頼もしき主人なら、いうことないのですけどね。」

  2. 人間七七四年 | URL | -

    NGMS「わしにも、後藤という頼もしき家来がおるぞ。」
    後藤「私は、殿が頼もしき主人なら、いうことないですけどね。」

  3. 人間七七四年 | URL | -

    いくら貧乏だからって侍の子に武家奉公人(足軽以下)をやらせる、これは相当見苦しいことですよ。
    それを「あいつのところは奉公人まで侍が務めてる、レベル高けぇ」と言い換えた南龍公のファインプレー。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    米3
    いつでも戦に出られる姿勢を評価したんだと思う

  5. 人間七七四年 | URL | -

    某伊豆守「まあ、馬前で死に物狂いで奮戦してくれる連中を養う苦労が判ってくれれば、・・・ね。」

  6. 人間七七四年 | URL | -

    信繁「兄上には、わしという頼もしき弟がいるだろう。」
    伊豆守「金を無心せず、相談なしに勝手な事をしない弟ならな。」

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    みんな如水の評価が高くて長政が低いんだけど、俺は逆だと思う

  8. 人間七七四年 | URL | -

    (`・ω・´)「わしにも…」
    光安「私は、殿が頼もしすぎて、いうことないですけどね」
    (´・ω・`)「…」

  9. 人間七七四年 | URL | -

    ※8
    守棟「戦場で血気に逸らず、単騎突撃しない殿ならなお良いのですがね」(激おこ)
    喜吽「真に左様でございますな…」(嘆息)
    満延「某は殿に相撲で勝ちました」(半ギレ)

  10. 人間七七四年 | URL | -

    (;ω;`)「わ…儂には可愛い妹がおるからそれでいいんじゃ!」
    (●∀゜)「で、その可愛い妹が産んだツァーリ・ボンバには何をしたんだよ」

  11. 人間七七四年 | URL | -

    ※10
    まーくんは、それ。鮭様にいえんの?

    言えるからこその、まーくんか‥

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