4 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 13:12:49.61 ID:mXIkhx0i
四六 自分の知らない芸を嫌うという者が多い。逆に自分の得意な芸能はもてはやす。
これは道理に合わないことだ。それぞれの好き好きではないか。
四九 総じて、落ち目の人を救うことが大切である。
七二 宿を発つ時、一人を後に残して座敷その他を見まわってから出るべきだ。必ず道具を
忘れていることがあるからだ。
七六 不用心な道中を通る時は、錐をこしらえ持つべきである。色々と便利だ。錐のこしらえ方に
心得が有る。
七九 人をしとめる時は、その前に言葉をかけてはならない。刀を打ち付けるのと同時に言葉をかけよ。
八一 負け戦の時は、豆板銀壱歩を飲み込むべし。強盗によって身ぐるみ剥がされてもその後大便と
ともに出てくるのだ。ただしその飲み方については口伝がある。
一〇〇 人の好む芸能や道具について貶してはならない。それぞれ好き好きなのだから。
一〇一 碁や将棋で人に助言をしてはならない。慎むべし。
一二二 若いうちはどんな芸でも習うべきだ、捨てるのは簡単である。盗人のやり方だって習えば、
盗まれない用心のためになるのだし。
一二七 得な事ばかりを好んでも、損をすることがある。しかしわけもなく損を好むのは間が抜けているし、
得をする道があるのなら得をするに越したことはない。だからといって吝いばかりでは世の中
成り立たない。損することが不可避なときに損を厭ってはならない。その時々の状況による。
一二八 常に運が悪くても我慢すべきだ。…などというが、それも状況による。我慢することばかり
心得ていてもよくないぞ。
一三〇 人に物を言うのに繰り返しくどくど言ってはならない。聞き苦しい。
一三七 人に喜ぶべきことがあれば、自分で見舞いに行っても人を遣わしても良いので祝福の意を伝えよう。
人の喜びを喜んで、後悔の有るわけがない。
一七一 もし止むを得ず家来を手討ちにする時は、一刀打ち付けたならば続けて二つ三つと討つべきだ。
一刀にて様子を見てはならない。切れてない時は逆襲され自分が負傷するからである。
よく心得ておくように。
(高山公遺訓ニ百ヶ条)
藤堂高虎の遺訓より、現代でも役に立ちそうなものをいくつか
6 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 13:32:52.54 ID:jqlE2XOh
現代でも使う「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とかもあるな
7 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 13:52:47.11 ID:7N19GxjF
嘉明辺りに自分の好きな芸能でも馬鹿にされたのかな
8 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 14:03:03.58 ID:FHMGljol
>>4
八一下手すりゃしにそうw
11 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 17:56:57.04 ID:VN/z4dJA
>>4
七九はあまり役立てたくないですねw
高虎さんは死ぬ間際に200条も遺訓を口述したのでしょうかw
12 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 18:03:49.67 ID:mXIkhx0i
>>11
『高山公遺訓ニ百ヶ条』は、高虎の死後、その側近くに使えていた太神朝臣(佐伯?)惟直という家臣が、
生前高虎が言っていたことを編纂したものだそうです。
四六 自分の知らない芸を嫌うという者が多い。逆に自分の得意な芸能はもてはやす。
これは道理に合わないことだ。それぞれの好き好きではないか。
四九 総じて、落ち目の人を救うことが大切である。
七二 宿を発つ時、一人を後に残して座敷その他を見まわってから出るべきだ。必ず道具を
忘れていることがあるからだ。
七六 不用心な道中を通る時は、錐をこしらえ持つべきである。色々と便利だ。錐のこしらえ方に
心得が有る。
七九 人をしとめる時は、その前に言葉をかけてはならない。刀を打ち付けるのと同時に言葉をかけよ。
八一 負け戦の時は、豆板銀壱歩を飲み込むべし。強盗によって身ぐるみ剥がされてもその後大便と
ともに出てくるのだ。ただしその飲み方については口伝がある。
一〇〇 人の好む芸能や道具について貶してはならない。それぞれ好き好きなのだから。
一〇一 碁や将棋で人に助言をしてはならない。慎むべし。
一二二 若いうちはどんな芸でも習うべきだ、捨てるのは簡単である。盗人のやり方だって習えば、
盗まれない用心のためになるのだし。
一二七 得な事ばかりを好んでも、損をすることがある。しかしわけもなく損を好むのは間が抜けているし、
得をする道があるのなら得をするに越したことはない。だからといって吝いばかりでは世の中
成り立たない。損することが不可避なときに損を厭ってはならない。その時々の状況による。
一二八 常に運が悪くても我慢すべきだ。…などというが、それも状況による。我慢することばかり
心得ていてもよくないぞ。
一三〇 人に物を言うのに繰り返しくどくど言ってはならない。聞き苦しい。
一三七 人に喜ぶべきことがあれば、自分で見舞いに行っても人を遣わしても良いので祝福の意を伝えよう。
人の喜びを喜んで、後悔の有るわけがない。
一七一 もし止むを得ず家来を手討ちにする時は、一刀打ち付けたならば続けて二つ三つと討つべきだ。
一刀にて様子を見てはならない。切れてない時は逆襲され自分が負傷するからである。
よく心得ておくように。
(高山公遺訓ニ百ヶ条)
藤堂高虎の遺訓より、現代でも役に立ちそうなものをいくつか
6 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 13:32:52.54 ID:jqlE2XOh
現代でも使う「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とかもあるな
7 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 13:52:47.11 ID:7N19GxjF
嘉明辺りに自分の好きな芸能でも馬鹿にされたのかな
8 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 14:03:03.58 ID:FHMGljol
>>4
八一下手すりゃしにそうw
11 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 17:56:57.04 ID:VN/z4dJA
>>4
七九はあまり役立てたくないですねw
高虎さんは死ぬ間際に200条も遺訓を口述したのでしょうかw
12 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/07/29(金) 18:03:49.67 ID:mXIkhx0i
>>11
『高山公遺訓ニ百ヶ条』は、高虎の死後、その側近くに使えていた太神朝臣(佐伯?)惟直という家臣が、
生前高虎が言っていたことを編纂したものだそうです。
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コメント
人間七七四年 | URL | -
46と100が若干被ってるのはよほど悔しい思いをしたんかな?
( 2016年07月29日 15:07 )
人間七七四年 | URL | -
大事なことなので二回書きました
( 2016年07月29日 16:56 )
人間七七四年 | URL | -
何気に81番が、当時の落ち武者狩りの凄まじさを物語ってるな・・・
( 2016年07月29日 17:13 )
人間七七四年 | URL | -
128番からは人情味を感じるな
生まれながらの殿様じゃなく、他人の何倍もの苦労をしてきただけに
他人でもその人の立場に立って考えられるんだろうな
( 2016年07月29日 17:25 )
人間七七四年 | URL | -
101番、確かこのサイトに囲碁の助言して、家潰された人が居たような…?
( 2016年07月29日 18:29 )
人間七七四年 | URL | -
101は、割と切られる。
江戸時代の敵討ちの原因で多いので、囲碁将棋の助言をして切られたからというのがある。
128は、苦労人ぶりが表れている。
( 2016年07月29日 18:39 )
※5 | URL | -
※6殿そうでしたか、㌧クスですm(__)m
( 2016年07月29日 18:59 )
人間七七四年 | URL | -
飲み込んだものが溶けてしまい、なくなる可能性もあるな。「負け戦で大便」といえば、お友達の家康さんが・・・おや、誰か来たみたい。
( 2016年07月29日 19:06 )
人間七七四年 | URL | -
??「こんなことに打ち興じている人を、心の底から侮蔑します」
これも「自分の知らない芸を嫌う」の一種かしらん。
( 2016年07月29日 19:11 )
人間七七四年 | URL | -
※1※2
一三〇でオチてるから
ノリツッコミみたいなものだろう
( 2016年07月29日 19:42 )
人間七七四年 | URL | -
※9さんには130を読んでもらいたいな
( 2016年07月29日 19:46 )
人間七七四年 | URL | -
※11
やくみつる降臨
( 2016年07月29日 20:29 )
人間七七四年 | URL | -
高虎さんて大柄だったらしいですね。
そして亡くなる時には指先が幾つか?欠けていた…という話も。
心と頭をフル稼働、そして身体を張って戦国の渦中を生きた高虎さんらしい感じのする逸話。
( 2016年07月29日 22:09 )
人間七七四年 | URL | -
49だけは逆を行ってるよなw
( 2016年07月29日 22:36 )
人間七七四年 | URL | J7S1TTU6
>>現代でも役に立ちそうなものをいくつか
人を討つときの心得は役立たないことを祈る……
流石に応用もしなくて良さそうだ
( 2016年07月30日 01:01 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
御所様は八一はできないですね。
( 2016年07月30日 09:47 )
人間七七四年 | URL | -
人斬り絡みは例えば、能書き垂れてないでまずは行動、とか、仕事は最後まで油断するな、と置き換えれば現代でも通じなくもなさそうですね。
( 2016年07月30日 10:43 )
人間七七四年 | URL | -
一三〇
隆元「まさしくその通りですな」
元春「こいつとは良い酒が飲めそうだ」
隆景「これを父上に見せてやりたい」
( 2016年07月30日 11:19 )
人間七七四年 | URL | -
※18
元就「私は口頭ではなく手紙、つまり文字だからノーカンであろう。そもそもお前達は…(以下一時間説教が続く)」
( 2016年07月30日 12:21 )
人間七七四年 | URL | -
※19
そこで説教したら一三〇に触れるやん
( 2016年07月30日 13:17 )
人間七七四年 | URL | 4DOcPobI
※20
元就「……では息子達とついでに20殿宛に手紙を送ろう。100行、いや200行ほどの長文でよろしいかな?(ニッコリ」
( 2016年07月30日 13:33 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
隆景「パンチ一発あれば良い!」
テル「叔父上怖いお・・・」
( 2016年07月30日 15:35 )
人間七七四年 | URL | -
※21
元就にとってはウォーミングアップでしかない可能性すらある>200行
( 2016年07月30日 15:47 )
人間七七四年 | URL | -
※21
その程度で長文とか言う人じゃないだろ。巻物になってこそ元就。
( 2016年07月30日 17:56 )
人間七七四年 | URL | -
「仕方がない家人が36人もいたんですよ」
( 2016年07月30日 22:05 )
人間七七四年 | URL | -
本日、熊本城武将隊の細川忠興さんに歌仙兼定が実装されました。
今後、37人目が出てくるかもしれませんね。
( 2016年07月30日 22:38 )
人間七七四年 | URL | -
※18
なお次男が嫁と連名で息子に宛てた書状は7m位の長さの物が有るとの事
逆に三男の書状は(毛利家文書の中では)とても短いものが多いとか
( 2016年07月31日 08:39 )
人間七七四年 | URL | -
※27
広家宛なら、七メートルの超大作になってまうのも何かわかるなw
なおその兄の手紙もクドい模様
三男は理路整然と言うか、必要な事だけスパっと言う感じだよなw
候文が読めなくても明らかに違いが分かるというw
( 2016年07月31日 09:37 )
人間七七四年 | URL | -
何て言うか苦労人の根性が曲がらなかった人だよな
( 2016年07月31日 11:03 )
人間七七四年 | URL | -
逆に苦労人で、性格が曲がってしまった人って誰だろう。
元祖いっこく堂の秋田愛季さんとか?
( 2016年07月31日 13:42 )
人間七七四年 | URL | -
一七一はバトル系漫画とかでほんとにそう思う。
自分語りのためにとどめを刺さないでいて逆転されてんじゃねーよ。
( 2016年07月31日 13:48 )
人間七七四年 | URL | -
※30
ラスボス?
( 2016年07月31日 13:50 )
人間七七四年 | URL | -
※32
殿下は曲がったというよりあれが地だと思われる。
スピードワゴンがディオを評した言葉をそっくりそのまま贈りたい。
( 2016年07月31日 18:02 )
人間七七四年 | URL | -
※30
毛利元就?
( 2016年07月31日 23:20 )
人間七七四年 | URL | -
※34
あの人は愚痴っぽいけど、まだ常識人だろう
というわけで備前茶の人
( 2016年08月01日 01:18 )
人間七七四年 | URL | -
苦労した分、人ができてるからこそ、心に響く教訓が厚みをもって俺達に伝わってるんだよな。
時代が時代だが、こういう人の遺訓こそ現代にもっと根付いていってほしいなと思う。
( 2016年08月01日 01:20 )
人間七七四年 | URL | -
「七九」はいちいち声をかけて確認し、反撃や身構える隙を与える事で、
こちらの身を少しでも危険に晒すような事は下策であって、
下準備と下調べをちゃんとして、反撃の隙を与えず、確実に仕留めろって事じゃん?
( 2016年08月01日 21:21 )
人間七七四年 | URL | -
※35
あの人はもともとねじ曲がってて、苦労人はあとからついてきたのでは
( 2016年08月04日 09:01 )
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