その書は『人国記』と名付けられ

2016年08月10日 08:00

964 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/08/09(火) 23:46:39.88 ID:btdLeMF6
国により、人の善悪に生まれつきがあると言われます。仕置のため、諸士の本国を聞かれることもあるでしょう。
武田信玄の或夜の話に

「他国の大将について、その国の上下の人々の心を見ず、聞かずに知ることが出来るだろうか?」

そう尋ねられたことが有ります。伺候の面々「どうすれば知ることが出来るでしょうか?」と言うと、
信玄は言われました

「よくよく考えた結果、十に八、九は、その国の人々の作法とその国主の作法は違わないと私は思っている。
日本の内にて、山城、播磨、近江、伊勢、越前、これら五ヶ国の人々は心定まっていない。その他は
国主の作法から考えればだいたい当たる。

私は常々、国々に人を置いて観察しているが、先の五ヶ国の人の心、その他日本国の人の心を、
西明寺殿(北条時頼)が記された秘書を、羽州の家に伝わっていたのを所望して見てみると、その趣
斜めならず。その書は『人国記』と名付けられ、その後羽州は国々を廻り、貞治元年(1362)の頃、
これを見合わせるようにと書き留められたのだ。

さて、古から今にいたる変化は、末世となるほど悪しきことはあるが、善事はなかなか無い。
この話をするため、先ほど質問をしたのだ。

これは西明寺殿が書かれた書の抜き書きである。これを見よ。」

そう仰せに成り、腰から扇を抜き出して見せられました。その扇には、先の五ヶ国の人の心の善悪が
記されていました。

「西明寺殿の書面にも、関東武者勇なり、京武士は風流なりと書かれている。また、我が甲信の者の心は
真っ直ぐではなく、食料に昼夜心を労するとある。総じて大将は、その国の人々の心から免れない。

諸士の目利きは第一に大切なことだ。義理と非理を知らぬほど恐ろしいことはない。
欲深き士と佞人が交われば、国の乱となる。ただ、恥を知る人を用いなければならない。」


(松のさかへ)

武田信玄が人国記について語った事についての証言である。



966 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/08/10(水) 03:06:52.40 ID:AlG4uG7A
武田信玄「秘密のケンミンSHOW面白いな」
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    前は秘密のケンミンSHOW見ていたけど、今は月曜から夜ふかしの方が
    面白いかな。

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