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にっかり青江

2016年08月21日 10:23

26 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 02:03:59.09 ID:g3SzQ0MP
浅野長政の歩士が伊勢に使いをした時のこと。歩士が道に墓場のある場所を
夜中によぎったところ、変化の物が出現した。

その身体には火炎があり、不動明王の姿形のようだった。火光の中のその顔を
見れば、にかりにかりと打ち笑って、こちらに向かって来る。

歩士が刀を抜いて走りかかり、これを斬ると火光はたちまち消えて暗夜となった。
それから、歩士は伊勢に行き、次の日の帰路で件のところを見ると、苔むした
石仏の頭から血が流れ出ていた。また、刀の切っ先外れには斬った跡があった。

歩士は取って返し、この事を人に言ったが、誠らしからぬことなので親しい友に
密かに語り、刀を見せた。すると、その刃には血が付き、石のひき目があったが
刃は欠けていなかった。

浅野長政はこの事を聞いて、秀吉の耳に入れた。秀吉がその刀を召し寄せて
一覧すると、備中青江の作で2尺5寸のものだった。

秀吉は、「これは名物である」と言って、その刀に“にかり”という異名を付けて
秘蔵した(にっかり青江)。にかりはその後、京極忠高の家に伝わった。

――『武将感状記』



27 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 08:44:20.47 ID:IxSsKAaB
こっちは女の幽霊じゃないのか
てか、ニヤニヤしてる不動明王とか気味悪いw

28 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/08/21(日) 11:38:25.16 ID:7gpb65U3
>>26
にっかり青江の別パターンか

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    結局秀吉がその刀を貰っちゃったと言うお話かな?
    よりにもよってその後が忠高さんか・・・

  2. 人間七七四年 | URL | -

    炎をまとった不動明王のような姿、笑ったような顔、深夜、石仏。
    青面金剛を連想してしまうのは私だけだろうか?
    青面金剛と関係深い庚申信仰は、平安時代に貴族の間で広まり、
    江戸時代に庶民の間で大流行したという。
    この話はその間のミッシングリンクを埋める手掛かりとなる話なのかも知れない。
    最後に刀の名前に青の文字が含まれるのは偶然としても。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    浅野が秀吉に刀を献上する際に作ったお話のような気もするね
    秀吉もこういうの分かっていても喜ぶだろうし

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