126 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/08/28(日) 11:05:37.50 ID:LyHxlujO
松永貞徳、友人の木下長嘯子を訪ねて
松永貞徳と木下長嘯子は、細川幽斎の高弟同士であり親交があった。
ある日、貞徳は長嘯子を訪ね、ちまき五把に歌を添えて渡した。
「近き山 紛はぬ住まひ 聞きながら こととひもせず 春ぞ過ごせる」
(近き山の紛れぬ住まいを聞きながら訪ねないまま春が過ぎようとしています)
「千代経とも またなほ飽かで 聞きたきは これや初音や 初ほととぎす」
(千代経てもまたなお飽きずに聞きたいのはこのほととぎすの初音です)
と、長嘯子も返歌し喜んだ。
――『挙白集』
この二句は沓冠折句になっており、五七五七七各句の頭の文字を読んだあと末尾の文字を読むと
貞徳「ちまき五把 まいらする」長嘯子「ちまき五把 もてはやす」という語句が浮かび上がる。
歌人らしい技巧を凝らしたやり取りであった。
松永貞徳、友人の木下長嘯子を訪ねて
松永貞徳と木下長嘯子は、細川幽斎の高弟同士であり親交があった。
ある日、貞徳は長嘯子を訪ね、ちまき五把に歌を添えて渡した。
「近き山 紛はぬ住まひ 聞きながら こととひもせず 春ぞ過ごせる」
(近き山の紛れぬ住まいを聞きながら訪ねないまま春が過ぎようとしています)
「千代経とも またなほ飽かで 聞きたきは これや初音や 初ほととぎす」
(千代経てもまたなお飽きずに聞きたいのはこのほととぎすの初音です)
と、長嘯子も返歌し喜んだ。
――『挙白集』
この二句は沓冠折句になっており、五七五七七各句の頭の文字を読んだあと末尾の文字を読むと
貞徳「ちまき五把 まいらする」長嘯子「ちまき五把 もてはやす」という語句が浮かび上がる。
歌人らしい技巧を凝らしたやり取りであった。
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コメント
人間七七四年 | URL | -
このころから縦読みがあったのか
( 2016年08月28日 13:35 )
人間七七四年 | URL | -
※1
この頃どころか平安初期の伊勢物語に既にありますぜ
( 2016年08月28日 14:06 )
人間七七四年 | URL | ZPZR469g
逆にネット時代になっても平安時代からの伝統は受け継がれてるってことだなw
( 2016年08月28日 15:14 [Edit] )
人間七七四年 | URL | EybeWf1w
韻を踏むのは古今東西を問わずにあると
( 2016年08月28日 16:45 [Edit] )
人間七七四年 | URL | EybeWf1w
ああ、韻じゃないか
( 2016年08月28日 16:47 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
※4-5
逸話はハイセンスだったのにお前ってヤツは…
( 2016年08月28日 20:25 )
人間七七四年 | URL | -
まぁまぁ、色んな意見があって韻じゃないかな?
( 2016年08月29日 00:36 )
人間七七四年 | URL | avoeBHjE
※3
ネトウヨなんかを見ると、伝統は受け継がれていても知能は退化していると思ったよ
( 2016年08月29日 15:27 [Edit] )
人間七七四年 | URL | -
※8
藤原惺窩「サル政治を許さない」
( 2016年08月29日 18:18 )
人間七七四年 | URL | rLuzxFt6
このごろ臭うねぇ
日本の伝統を妬む異国風の唐突なコメが
( 2016年08月29日 21:15 [Edit] )
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