表裏して主君を果たした事は

2016年09月22日 21:29

93 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/09/22(木) 14:26:37.91 ID:Dv6EZXBZ
天文22年、阿波守護である徳雲院様(細川持隆)は腹立ちの事があり、奉行人の四宮与吉兵衛という者と
談合し、

三好実休を相撲があると知らせ呼び寄せ、討ち果たそう』

そう仰せに成った。この時、相談相手の四宮与吉兵衛が実休に返り忠をしているとは、持隆は夢にも
知らなかった。
持隆は用心もなく勝端の町の北の河端に、龍音寺という寺が在ったが、そこに遊山に出かけた所、
実休は上郡の人数二千を呼び寄せこの付近に集結させた。

これを知った持隆は肝を潰し、そこから堅昌寺という寺に移ったが、お供の者達は藪へ隠れ方々に
逃散して、最後には星相殿と蓮池清助という者の2人のみがお供をしているという有様であった。

ここで実休は持隆の無道を悪み、「たった今、お腹を召されよ」と申し付け、これにより
星相殿が介錯をして切腹された。蓮池清助という者は不肖者ではあったが、常々持隆の悪しき点を
申し上げ諫言していたため、御意に違い御扶持も枯れ枯れの状態であったにもかかわらず、
「お供申す」と立ち腹を切って果てた。この清助の最後を褒めぬ者は居なかった。

実休はこの後、返り忠をした四宮与吉兵衛に知行を与えたが、1年間召し使った後に成敗した。
この時実休はこう言った
「どんな身の上であっても、表裏して主君を果たした事は、悪きことである。」
この処分を人々は褒め称え、また四宮与吉兵衛を悪まぬ者はいなかった。

(三好記)




94 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/09/22(木) 20:13:44.66 ID:5ZQAlpas
>「どんな身の上であっても、表裏して主君を果たした事は、悪きことである。」

爆弾正「果たしてそうでござろうか?」

95 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/09/22(木) 21:11:25.97 ID:aXC+X0IO
持隆の側室を妻にした下剋上男が何を言うか
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    相撲と偽って殺すって、後の土佐でもあったけど、
    わりとありふれた手法なんだろうか。

    「『相談』があると知らせ呼び寄せ」の
    間違いじゃないよね?

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    原文が「三好実休をすもふと触て呼よせ打果被成候わん」だから、相撲ですね。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    昌信「そのようなことがあろうか」
    蘭丸「ないよねえ」

  4. 人間七七四年 | URL | -

    小山田信茂「主君を果たした裏切り者っていうけどさ、家を守る為に、主君を裏切らないといけないこともあるんだぜ」

  5. 人間七七四年 | URL | -

    ※4
    貴方の場合は主君というほどでも無い関係の相手と手を切っただけの事だったのにお気の毒でしたね

  6. 人間七七四年 | URL | -

    穴山信君「武田を守る為、やむを得ず離反したまで。なのに、後世で「裏切り者」の汚名を着せねばならぬ」

  7. 人間七七四年 | URL | -

    某安房守「生き残る為にアッチコッチ行ったりきたりしてたら、太閤に表裏比興と言われました」

  8. 人間七七四年 | URL | -

    持隆さん、三好兄妹の育ての親と言っても良い程の関係だったのに・・・
    戦国時代の明日は本当に何が起きるか分からないね。

  9. 人間七七四年 | URL | avoeBHjE

    某首相「美しい国この道しかないと言って、新自由主義政策を推進したら売国奴と呼ばれました」

  10. 人間七七四年 | URL | -

    因果は巡る

  11. 人間七七四年 | URL | -

    すぐに処分できないから、時間をあけてから、処分したようにしか感じなかったんだが。俺だけ?

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