光泰、朝鮮に於いて石田が為に毒殺に遭う。

2016年10月09日 12:31

193 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/10/09(日) 12:01:13.16 ID:Awu9dQS0
加藤侯〔大洲〕の先、光泰、朝鮮に於いて石田が為に毒殺に遭う。

 六月の末、箕輪の里にある大関(増業)の隠荘を訪ねて、謝礼のことを談じたついでに、
彼の実家の祖光泰のことに及んだ。(※大関増業は加藤家からの養子)
光泰は朝鮮の役に赴かれたのかと問うと、以下の話をしてくれた。

「そのころは甲斐一国を領して二十四万石でした。
かの征伐のときは在国していましたが、太閤の名護屋在陣の労をねぎらおうとして、
国を立って肥州に到りました。
 
 その折節、鮮国に在陣していた石田の輩が、
糧食のことで太閤の命を承って直にかの国に渡っていました。
それなのに石田が輩は糧食が乏しく清正が先入していた所に行くことができないと言ってきました。
光泰は
『己が進退のことを難しいと思って先入の人を察せない。
これは勇無しとするべきだ。我が直に先陣のところに行こう。』
と言い、石田が止めても聞かなかった。大いに争論しましたがついにその場を出発されました。

 石田はすぐに彼と和睦し、明日に彼を自分の陣所に招いて光泰を饗応したそうです。
このとき石田は秘かに毒を設けたといいます。
光泰は自分の陣所に帰ると病を発し、救われないことを悟りつぶさにその状を書いて死にました。
その書は今も加藤侯に伝わっているといいます。

 石田がこのことを為したのは、
もしかしたら帰朝の後に光泰がその朝鮮での実態をあらわにするかもしれないと
いまわしんでのことでした。」

『藩翰譜』には、この事が載っていない。
予は光泰の志を憐れむ。ゆえにこの事を記録せずにはいられない。

(甲子夜話続編)



194 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/10/09(日) 12:20:52.82 ID:LqOI0YIG
加藤光泰「石田めが俺の食っていた砂に毒を入れたのだ!」

195 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/10/09(日) 13:10:38.91 ID:2claNxhB
加藤光泰は碧蹄館の戦いの前に前野長康と明軍と戦ってやられたり、朝鮮では散々だったな
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    氏郷「マジかよ治部最低だな」

  2. 人間七七四年 | URL | -

    石田治部「はいはいワシのせいワシのせい」

  3. 人間七七四年 | URL | -

    まあ甲子夜話の成立時点だとそう信じられていてもしょうがないけどなあ。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    考えてみると、秀吉の側近で悪役に出来る人って三成くらいなんでしょうね。
    浅野は何故か三成とセットで出てくる事多いし、長束・玄以・増田は人柄的にないし。
    黒官さんは、堂々と立ち回るタイプじゃないし。
    他の古株連中は武辺者か、その地位じゃないか、既にお亡くなりかだしね。

  5. 人間七七四年 | URL | -

    光泰「大事なことだから二回言ったぞ。」

  6. 人間七七四年 | URL | -

    浅野も武略とは言え九戸攻めとか宇都宮家取り潰しとか悪辣なことやっているんだけどねぇ
    明治維新まで残った大家は強いわ

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    だから逸話的にセットで登場である以上、その中で徳川家に敵対したかどうかって事でしょ
    そんな程度(一般人からすれば大事だけど)のことは、何処の大名でもやってる

  8. 人間七七四年 | URL | -

    安房守「※6殿、その通り。謀略は「生き残ることへの基本」じゃ。真田も、それで生き残りましたぞ。」
    伊豆守「それ、私が徳川についたからでは?」

  9. 人間七七四年 | URL | -

    …ところで管理人殿、194は大事なことだから2回も書いているのですか…?それとも単に打ち間違いなのでせうか…?

  10. まとめ管理人 | URL | wZ.hFnaU

    ※9
    すいません、直しておきましたー(;´Д`)

  11. ※9 | URL | -

    ※10
    ありがとうございます!

    いや、ネタとしてはおもしろかったんですけどねw

  12. 人間七七四年 | URL | -

    この時期の加藤光泰って甲府24万石を預けられているから、何気に古参クラスでは、最大クラスの封土なんだよなあ。(古参の生き残りである戸田が7万石、蜂須賀と生駒が17万石、官兵衛が12万石)

    まあ山崎や賤ヶ岳の戦いとかを見ると、光泰の働きは悪いもんじゃないから、領国経営の拙さには目をつぶっても、関東や奥州での有事の際に、大坂からの本軍に対する先手として働ける存在として、秀吉が評価したのかもなあ。(まあ仙石が九州で失敗せず、且つ一柳が死ななければ、甲斐は生駒と一柳が案分していた可能性があるだろうけどねえ)

  13. 人間七七四年 | URL | -

    大御所「そうか加藤は毒殺すればいいのか!」

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