よって行方知らずとなった。

2016年10月31日 09:37

266 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/10/31(月) 04:31:00.45 ID:n0UEobMf
 宝台院前通の、常慶町教覚寺の話である。


権現様へ常慶と申す仏工が常に御懇意を蒙りいつも御前へ召されていた。
彼には御自像を彫らせ、その寺へ御安置もしたりした。
居間もその御像があるという。


 常慶は碁を嗜んでおり権現様は時々御相手されていた。
あるとき常慶がある提案をした。


「私が勝ちましたら、御頭を叩いてもよいですか」


「そのほうが負けたらどうするのか」


「私が負けましたら、再び御前に仕えません。」


結局勝負することとなったが、常慶が負けてしまった。
よって行方知らずとなった。
これからおいおい御尋があったがついに居場所が分からなくなった。


と寺では言い伝わっている。
(甲子夜話)



267 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/10/31(月) 07:56:12.11 ID:0R+9GM9r
仕えているのが嫌になったんだな
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    別に礼拝させる訳じゃなかったんだろうけど、自像を寺に安置って、自分でするものなの?

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1 お話し相手がほしかったんじゃない?
    誰かさんみたいに。

  3. 人間七七四年 | URL | JalddpaA

    「寺の門に自分の像を置いたら切腹を命じられました」

  4. 人間七七四年 | URL | -

    お寺の居間に権現様そっくりなフィギュアがあるのか

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