我はどこにも行っていない

2016年11月09日 13:36

310 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2016/11/09(水) 12:04:08.86 ID:wqb2rX6X
 駿府の近くで神祖が御鷹狩をされていたとき、
道端に老女が児を連れて泣いていた。
彼女らを御覧になられて、

「何者だ。何故に泣いているのか?」

と御傍に御尋ねさせた。老女が申すに、

「向こうの村の者ですが、夜前に火を出し家を焼いてしまいましたところ、
御代官から火の元の不注意をしたとのことで、所払を仰せ付けられました。
よって家を立ち退かされました。
しかし、どこにも心当てが無いのです。」

とのことであった。そこで、

「火を出した者を所払いにするのか。
近年二度城内から火を出したことがあるにもかかわらず我はどこにも行っていない。
そのことを代官によく言い聞かせよ。
老女は幸せ者だな。
目にかかったので不憫に思ったのだ。

老女には家を作って与えてやれ。」

との仰せがあったという。
(甲子夜話)

関連
駿府城本丸女房局に火をつたるの間


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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    家康と老女の組み合わせを見ると、どうしても、あのネタが浮かぶ。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    めちゃくちゃ嘘くさい話

  3. 人間七七四年 | URL | -

    某弾正「大仏殿を燃やしちゃったよ、再建ヨロ~」

  4. 人間七七四年 | URL | -

    重次「殿!薪を屋敷の周りにセットしました!いつでもやれますよ!!!」

  5. 人間七七四年 | URL | -

    ※4
    直政「燃やすなよ!絶対燃やすなよ!」

  6. 人間七七四年 | URL | -

    いつの時代もこういう「宝くじに当たった」的な話が創作されるんだなあって…。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    施政者の寛容さを示すネタと、その内容による周囲への啓蒙は大事ですので…

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