可児才蔵、宝蔵院に槍法を学しこと

2017年03月04日 18:25

691 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/03/03(金) 23:57:05.68 ID:QfILq++Y
可児才蔵、宝蔵院に槍法を学しこと 付宝蔵院槍を持せ 併十文字を月剣と呼ぶこと


 宗耕の話である。
ある時、可児才蔵が宝蔵院に言った。

「我は元来槍法を知らない。槍はいかにして勝を得るのだろうか」

院は答えた。

「上段、下段、相、かぶり、の外になし。」

しかし才蔵は解らなかった。
主人の福島左衛門大夫(正則)へこの術を習おうと報告した。
福島は許し、可児はすぐに奈良に行き数日院からこの術を習った。
帰って戦場へ赴いたが、かえって怯心が起きて進むのが難しくなった。
よってまた奈良へ行き、このことを嘘偽りなく告げた。
院は言った。

「まだ半分しか知っていないな。」

可児はさらに数ヶ月学んで、術を得て帰った。
これより後では敵の槍道を観ること明らかとなり、まさしく我が勝路を得たとか。

 この宝蔵院は今、代替わりのときには関東に下って拝礼をする。
この時僧の供に槍を持たせるとか。

 宝蔵院は退隠したら観音院と号す。
この院では、十文字と称さず、月剣と呼ぶ。
これは元祖宝蔵院は、もとは直槍であったが、あるとき、
八日の月影が水面に映るのを視て、

「あわれ、直槍にこのように横手を加えたいものだ」

と思ったとか。そこで十文字の形を作って、月剣の名があるという。

(甲子夜話三篇)

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これの別varかな?


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