桶狭間の戦いの時

2017年03月05日 18:35

697 名前:1/2[sage] 投稿日:2017/03/05(日) 02:56:50.58 ID:yOjylQgb
(桶狭間の戦いの時、)さて、信長公が「今日の合戦は首を取るべからず! 打ち捨て
にするべし! この戦場へ出た者は家の面目、末代の高名であるぞ!」と、諸勢を
勇めて攻め掛かりなさると、

先駆けの前田犬千代(利家)生年18歳、毛利河内(秀頼)、森十助、木下雅楽助、
中川金右衛門、佐久間弥太郎、森小介、安食弥太郎、魚住隼人などが高名をなし、
手に手に首を持って来た。

信長公は御感あって、「皆々旗を巻き、忍びやかに山際まで押し付け、敵勢の後ろの
山を押し廻り、義元の本陣に打って掛かれ」と下知しなさった。この時、簗田出羽守
が申し上げるには、

「敵は今朝鷲津・丸根の両城を攻めてから未だ備えを変えていないはず。この分にて
攻め掛かりなされば、敵の後陣は先陣となりましょう。只今、この口より突き掛かって、
差し向かいなされば、必ず大将・義元を討ち取ることでしょう!」

とのことで、これは甚だ御心に叶うと信長公は御満足なされた。さて、忍んで山際を
御廻りなさると、にわかに急雨が降り、石などを投げる如く敵の顔へ風が吹きかけた。

敵にとっては逆風、味方には後ろから吹く風である。余りに強い雨風で、沓掛の山の
上に生えている、二峡三峡の松の木や楠の木なども吹き倒すほどである。

「これは只事ではない。熱田大明神の神戦、神風か」などと、言うほどであったので、
味方の大勢が廻り来る物音は、少しも敵には聞こえなかった。

698 名前:2/2[sage] 投稿日:2017/03/05(日) 02:59:19.28 ID:yOjylQgb
かくて雨の晴れ間を御覧になり、晴天になると等しく、信長公は槍を押っ取り真っ先に
御進みになり、「掛かれ掛かれ!」と大声をあげて下知しなさるところを、森三左衛門
(可成)が申し上げて、

「味方が下り立ち攻め掛かれば、敵はきっと備えるでしょう。ただこのまま馬を入れて
乗り崩しなされ!」と言い、信長公はもっともであるとして、

毛利新助(良勝)、林佐渡守(秀貞)、織田造酒丞(信房)、簗田出羽守、中条小一郎
(家忠)、遠山甚太郎、同河内守等が、大将に打ち続いて一度に馬をどっと入れ、

その勢いは勇みに勇んで黒煙を立てて駆け破れば、敵陣は思いも寄らぬところへ、
にわかに攻め掛かられ、心ならずも後ろへさっと崩れてしまった。敵どもはあまりに
慌て騒ぎ、喧嘩かと言う人もあれば、謀反人や裏切りかと思う人もいた。

取り捨てられた弓や槍、鉄砲、旗指物は算を乱すに他ならない。なかでも、義元の乗り
なさっていた塗り輿を捨て置いた。信長公はこれを御覧になり、「敵の本陣に疑いなし!
ますます追い詰めよ!」と、同未の刻、東へ向けて追い掛けなさった。

初めは3百ばかりの敵が義元を囲んで退いたのだが、繰り返し繰り返し追い付かれて
2,3度、4,5度取って返しては討死し、次第に次第に薄くなった。後にはようやく50騎
だけが取って返して戦っていたところへ、

信長公を初めとして皆々が馬から下り立ち、若武者は互いに先を争い、しのぎを削って
鍔を破り、切っ先からは火炎を出して散々に戦う内に、手負いや死人は数知れず。

今川義元は無双の勇者であり、なおここまでも騒がずに諸勢を下知しておられたところ、
織田方の服部小平太(一忠)が槍で義元を突き通した。義元は太刀を抜いて小平太の
膝の口を一刀で切り割きなさった。

小平太は尻もちをついて切り付けられ、起き上がることが難しいところを、毛利新助が
やって来て隙間なく切って掛かり、義元の首を取ろうとした。義元は組み伏せられ、

すでに、刀で切ることも叶いなさらず、新助の人差し指に、がばと噛み付き、ついにその
指を食い切りなさった。新助はもとより強かな者なので指を食い切られながらも押し付け、
義元の首を取った。義元はこの年、42歳であった。

――『織田軍記(総見記)』



699 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/03/05(日) 09:10:55.55 ID:C2X6WTSC
今日の大河のネタバレされた…
まさか先週あんなに勝ち誇っていた今川義元
桶狭間で殺されるなんて…


703 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/03/05(日) 21:47:41.55 ID:/43BOv/l
    ___________
   /|:: ┌──────┐ ::|
  /.  |:: |  今川義元  | ::|   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |…. |:: |2万5千で上洛| ::|   | よし、決まったな!風呂にでも入るか
  |…. |:: |          | ::|   \_ ______
  |…. |:: └──────┘ ::|      ∨
  \_|    ┌────┐   .|     ∧∧
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∬  (  _)
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_,   )
           /             \
           | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、_)
             ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄

   ~30分後~
     ___________
   /|:: ┌──────┐ ::|
  /.  |:: |  桶狭間で  | ::|   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |…. |:: |義元討ち死に| ::|   | ふう、いい湯だった…アレ?
  |…. |:: |          | ::|   \_ ______
  |…. |:: └──────┘ ::|      ∨
  \_|    ┌────┐   .|     ∧∧
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     (  _)
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_,   )
           /             \
           | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、_)
             ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ 


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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    699はギャグで書いているんだろうけど、たまに本気でこういう事書いている奴が居るからなあ。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ネット情報で桶狭間で可成が「(下りないで)このまま行きましょう」と
    言ったってのだけ知ってて出典を探してたから助かった。総見記か。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    古戦場の位置って特定されましたっけ?
    逸話すれだからネタに走ってもいいじゃない。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    あーんモト様が死んだ

  5. 人間七七四年 | URL | -

    服部一忠「あれ?もう終わり?俺たちの見せ場は?」
    毛利良勝「ここしか出番
    ないのに…」

  6. ※1 | URL | -

    ※3
    いや、ネタで書いてる分には別に構わないけど、前に大河ドラマで戦の結末に触れたツイートをした人が「ネタバレするなんて」と絡まれていて、「史実にネタバレするなって…」と呆れた事を思い出して、つい。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    去年の大河で言われたぞ!
    大まかな流れは知っているが、知っている人の大まかな流れと
    知らない人の大まかな流れは、天地の差があるって言われたよ

  8. 人間七七四年 | URL | -

    もう少し義元公の合戦シーンが見たかった。

  9. 人間七七四年 | URL | -

    あくまでも井伊家の物語なのだから、ナレ死は十分予測の範囲内でしょ?

  10. 人間七七四年 | URL | -

    主人公が見てないことを長々とやるのもきついだろうしなぁ……
    女性大河だし奥向きのことを主体にやったのは正解だと思う

  11. 人間七七四年 | URL | -

    大河だと風呂に入る時間もなく討ち取られてた気が

  12. 人間七七四年 | URL | -

    いや、正直昇太の殺陣見たいか?

  13. 人間七七四年 | URL | -

    見たい

  14. 人間七七四年 | URL | -

    昇太さんもご自身がお城好きとして有名だし、眼鏡外すと本当に誰か分からない。
    個人的には凄くマッチしていた役だったと思う。

    >>殺陣
    相手が円楽さんだったら凄く奮闘したんじゃない?w

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