FC2ブログ

快川紹喜の慈悲とロック・いい話

2009年01月25日 00:09

708 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 15:49:19 ID:5ks4DbcG
快川紹喜は、正親町天皇から『国師』の称号を授かり、天下の名僧として知られた。

直江兼続と交流のあった南化玄興、自身の後を継いで妙心寺住職となった大虫宗岑、
そして、伊達政宗の師として名高い虎哉宗乙らの、優秀な弟子を育てた教育者でもある。

その評判が遠く甲斐にも伝わり、武田信玄から特に招かれて、塩山恵林寺の住職となった。
勝頼を喪主として、信玄の葬儀を執り行ったのも、彼である。

天正10年(1582)3月、甲斐武田氏は織田信忠に滅ぼされ、その庇護を受けていた
六角承禎の子・義弼らが、恵林寺に逃げ込んで来た。

当然、信忠は義弼らの引渡しを求めた。
「申し訳ない。 『寺内は聖域、俗世の法に寄らぬ』と、昔から決まっております。
それに御仏に仕える者が、殺されると分かっている人間を、引き渡せる訳がありませぬ。」

快川は引渡し要求を蹴り、義弼らを逃がした。 (後に義弼は秀吉のお伽衆になった)

従う者は手厚く保護し、従わぬ者は仏教の中心・比叡山とて容赦しないのが織田家である。

4月3日、森長可の義兄・関長安らに率いられた織田軍は、修行僧など150人が残る恵林寺を
取り囲み、周囲に柴や枯れ草を積み上げた。
織田兵が柴に点火したその時、快川が青年僧を引き連れ山門に姿を現し、吠えた。

「ええか、お前ら!静かに座禅を組むのに、何も山奥や湖水のほとりへ行く必要なぞないわ!
 『無』じゃ!心を『無』にすれば、炎の中とて、涼風に吹かれるようなもんじゃい!!
カ━━━━━━カッカッカッカッ!!!!! 」
(安禅必ズシモ山水ヲ須イズ、心頭ヲ滅却スレバ火モ自ラ涼シ)

快川の気迫に打たれた織田兵がぼうぜんと見守る中、一代の傑僧は炎の中に消えた。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」は今なお、精神統一の究極の境地を表わす言葉とされる。

快川紹喜 ~ 戦国史上最も慈悲深く、最もロックな坊主、の話。




709 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 16:07:16 ID:/hMtyaHH
こんなところにも鬼武蔵の影が・・・

710 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 16:11:09 ID:do8AXyCp
信玄公の心の友で明智光秀の親戚なんだよね
和尚

711 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 16:19:56 ID:fCb36TeC
>>710
光秀にはこの理由もあったのかもしれないな。

712 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 16:28:03 ID:gxHI5CQ0
比叡山焼いたけど森可成の墓を作ってくれた寺だけは焼かなかった信長

713 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 16:30:44 ID:KGeA51AM
>>712
すごく・・・依怙贔屓しすぎです第六天魔王様
あっ、依怙と贔屓は権現様曰く違うのかw

714 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 16:37:18 ID:v52fZuSn
>>712
聖衆来迎寺の住職は寺にとって敵だった森可成が討ち死にした後に丁重に弔ったらしいからね。

715 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 16:44:44 ID:yc5UIpBr
信長が織田家当主になる前、ある寺の坊主を切って捨てた
周囲が理由訪ねると
「あの坊主は太ってていた。悟りを開かんと厳しい修行に精錬しているはずの坊主が太っているはずがない。かの者は仏の言葉を借りて人を惑わし私腹を肥やす外道よ」

これが信長

716 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/01/24(土) 16:59:48 ID:o82EU4+d
理屈っぽいが筋は通ってるなw

717 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 17:03:51 ID:eMftPUaE
>>714
こういう話は好きだがまた森家かという気もしたw

725 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 18:52:17 ID:clQ8WJBU
「心頭の火滅却すればまた涼し」と読むんじゃないか、なんて記述をどっかで読んだな
ソースはない

727 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 18:56:43 ID:fCb36TeC
>>725
なるほどな
冷静に考えれば悟っていようが生きている限り神経はあるわけだから、
心頭滅却すれど火はまだ熱い
だよな
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://iiwarui.blog90.fc2.com/tb.php/1064-1e798138
    この記事へのトラックバック