用来の用、不用の用、明勝の用

2017年03月18日 18:33

732 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/03/18(土) 18:13:18.57 ID:L9oFZyyh
東照宮の上意に
「天下国家を治めるのに、用来の用、不用の用、明勝の用といって、3つの用事がある。

用来の用というのは、我が家は姓は源にて、氏は新田、別名は徳川である。
従臣には、酒井、大久保、井伊、本多、榊原、安部、奥平、大須賀、水野、平岩、鳥居、菅沼、石川、
安藤、内藤、大井、土井、青山、高力、天野、板倉、阿部、牧野、西尾、久松、
その他一統一統の氏があり、この氏人の子孫、従類は、皆当家の譜代随一である。

そこで、彼らの子孫の内、親たちより生まれつき優れているのは言うまでもなく、親に等しくその用を
勤めるのを、用来の用と言う。

また、その家、その子が、親たちの器量からは殊の外劣っていても、家督を相違なく立て置くのを、
不用の用と言う。
これについて、その家の太郎(嫡男)は用いるに足らずといえども、その家名は捨て難いものであり、
賢くない者の子に、能き者の生まれるのは、和漢ともにその例多い。
我が家の得失というものは、自分自身では計り難いものであるから、賢臣と事を取り計らなければならない。

また明勝(時来の意)の用というのは、来用の用の内にあり、その職責を任せられる人物の無い時は、
埋もれている小身の内なりとも、抽り出して、その者の器量の備わっているのを見て、大身に取り立て、
これを用いることを言う。

ただし、自己を高ぶらず、人を侮らず、一人で威を振るわず、能き事を同役へ譲り、末を考えて、
偽り飾ることをせず、諸人をむらなく愛してこそ、誠に天下・国家の家老というべきである。

家の惣領の子に付けるような者は、別してこの心得第一に選ぶべきである。
惣領の子であっても、その家の風紀に無理に当てはめようとしては、なかなか育てられるものではない。
慈仁を第一にして、それ以外は時に応じ、その器に従って教育していけば、自ずから根の強い、
能き人になるものだ。」

そう仰ったという。

(武野燭談)


733 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/03/18(土) 20:58:25.89 ID:NOKRHnIw
長安事件がなければ
酒井、榊原、井伊、本多、大久保
で徳川四天王だったのかな

734 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/03/18(土) 21:16:05.47 ID:/96KH+RV
>>733
森武蔵が呼んどるで
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    大友義統「つまりわしは用来の用だな」

  2. 人間七七四年 | URL | -

    不用の用と明勝の用を両立させようとすると財政破綻必至なんだよなぁ・・・

  3. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    秀吉「ようはようでも凡庸の庸だろ(# ゜Д゜)」

  4. 人間七七四年 | URL | -

    >ただし、自己を高ぶらず、人を侮らず、一人で威を振るわず、能き事を同役へ譲り、末を考えて、
    >偽り飾ることをせず、諸人をむらなく愛してこそ、誠に天下・国家の家老というべきである。
    酒井「正しくその通り」
    鳥居「全くである」

  5. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    だからシステムの手直しを続ける訳でね。

    家康の頃だと城付知行や附人かな
    後世の足高の制や地方直しもそれにあたるな

  6. ※2 | URL | -

    ※5
    そうなんだよねえ
    そしてそういうメンテナンスの苦労を捨象して「先人の金言」だけを有難がると痛い目を見る
    これこそ「君の読む所は古人の糟粕のみ」というやつだ

    特に経済雑誌の歴史特集はそういうパターン多いわ

  7. 人間七七四年 | URL | -

    親藩、譜代、外様ですね

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