織田有楽の殊勝な茶の湯

2017年04月07日 09:10

792 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/04/06(木) 21:02:56.40 ID:z6JxW6m+
 大坂全盛の頃、織田有楽が茶の湯として三人を招待した。
亭主が老人でかつ貴人であるので、遅く参るのもいかがと客同士で申し合わせて夜深くに参った。
宅に着くと中からおとなしそうな人が出てきた。

「早々に三人方が来臨されて、有楽も非常に忝く存じています。
早速罷り出て謝礼があるべきですが、歳ゆえに今は病気で床に伏しているところです。
確かに無礼ではありますが、今は罪を謝ることが難しい状態です。
老人のことなのでどうかお許しください。」

と言って、「ここに入っててください」と外露地への戸を開いて入ってもらった。
客も会釈して内露地の辺りで休んで、周りを見てみると、
石灯籠の火がほのかについていて、庭の遣り水、軒の松が風に響いている。
静かな装いから浮世の外に出たのかと三人は心を澄ました。
折から、障子の向こうでつくろった声と共に琵琶が鳴り出した。
これはと思っていたところに、
平家物語の『大原御幸』を、非常におもしろく語りだした。
客の面々は感に堪え、ただ茫然と聞いていた。
さるほどに、夜もようよう明けようとしたところに、
平家物語も終わると、内露地のくぐりが開ける音がして有楽翁がよろよろと出て来られて礼式の事が終わった。

 茶の湯も殊勝で、そのときの有様を思い出しても今の事のように感じられたそうである。
このように作法に心はあるべきである。
平家物語は高山検校が語られたとか。


『武士としては』


800 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/04/07(金) 22:41:11.34 ID:3FN6qypk
>>792
>遅く参るのもいかがと客同士で申し合わせて夜深くに参った。

いくらなんでも早すぎでは…
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    遅刻しないようにって気はわからんでもないが、夜も明けない内に訪問するのも失礼じゃないのか?

  2. 人間七七四年 | URL | -

    これが不意の来客にも心を尽くしてもてなす利休居士からの極意。
    しかし有楽斎なら「あの連中の事だからきっと早くに来るだろう」ぐらいの備えはしていそう。

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