よむいろは教ゆる指の下を見よ

2017年04月14日 16:34

宗祇   
812 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/04/13(木) 21:41:57.13 ID:MEA4RoHP
宗祇が宗長と連れ立って浦を夕方に出かけられたとき、
漁師の網に藻が引き上げられた。
「これはなんという名であるか」
と問われると
「『め』とも申し、『も』とも申します」
と答えがきた。
そのとき祇公は「やれ、これはよい前句だ」と

めともいうなりもともいうなり

と詠んだ。
宗長に「これに付けられよ」と命じると、
宗長は

引連れて野飼の牛の帰るさに

と詠んだ。
牝牛は『うんめ』と鳴き、牡牛は『うんも』と鳴く。
祇公はこの句に感心された。

宗長も「一句沙汰あれ」と求めてきたので、

よむいろは教ゆる指の下を見よ

と詠んだ。
『ゆ』の下は『め』である、『ひ』の下は『も』である。

(醒睡笑)


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