「なるほど」

2017年05月06日 17:21

878 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/05/06(土) 14:43:08.15 ID:N8e2wtiA
 家康の元で京都所司代を務めた板倉勝重は若い頃に僧侶として葬儀の場で
多くの死体を見る機会があったので、自然と死体について詳しくなった。
 その彼が還俗して武士になった後のことである。宿で首吊り死体が見つかった
ので、板倉勝重はその検視をおこなったところ、彼はその死体を見て、
「これは生きているうちに自分で首を吊ったのではない」と看破し、ただちに
よく調べさせると、宿の主人が寝ている被害者を襲って命を奪った後で、
首吊り自殺したように偽装していたことが判明した。

 また、あるとき、男が被害者の死体に切り傷をつけて自分の犯行をごまかそう
と試み、勝重の前で言い訳していたが、勝重は一見して、「この切り傷は生きて
いる時についたものではない」と見抜き、偽りを言ってた犯人の男を捕らえた。

 これらの事件について、なぜ真相がわかったのかと人から問われた勝重は
「死んだ人間の首をくくった時には縄目に血が寄ることはなく、生きた人間が
くくった時には縄目に血が寄ってしまうものだ。また死亡した後、刀で傷を
つけた場合、皮膚は内側にまくれ、生きている時の傷であれば皮膚が外側に
開くものだ」と説明した。
 これを聞いた人々はみな「なるほど」と感心した。



879 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/05/06(土) 18:36:03.71 ID:nEjAVy/z
>>878
独学(経験?)でわかるようになったのかな、すげえ。

880 名前:人間七七四年[saga] 投稿日:2017/05/06(土) 18:47:47.02 ID:gVXBUFCM
>>878
これは名探偵所司代

881 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/05/06(土) 18:51:02.73 ID:/cp58xOM
>>879
実は室町期にすでに、この手の犯罪捜査のノウハウは相当蓄積されてたらしい。
筆跡鑑定まであったそうな。

882 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/05/06(土) 19:01:04.30 ID:E3ckCFJl
「生活反応」って言葉が一般に知れ渡ったのが、戦後すぐの下山事件(国鉄総裁が轢死体で見つかった事件)だもんな。この人すげーな

883 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/05/06(土) 19:01:42.30 ID:RXiS3wbB
板倉勝重の逸話は中国の名裁判集、棠陰比事の焼き直しが多いというが、
(焼死した人の口の周りには灰を吸い込んだ跡があるから
殺した後に焼いたかどうかがわかる、という話とか)
これも板倉勝重以前の出典があるかも

884 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/05/06(土) 19:11:47.58 ID:RXiS3wbB
宋に成立した洗冤集録の検死についての記事見たら
こと細かに死体現象や偽装の見分け方について書いてあった
法医学の勉強になる
ttps://zh.m.wikisource.org/wiki/洗冤集錄

885 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/05/06(土) 19:27:05.68 ID:2xYhnNdp
灰がどうこうって千字文のあれだろ

886 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/05/06(土) 22:43:23.24 ID:rjlC3u6a
だから京都に科捜研の有名な女がいるのか
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    しかしよく見破ったな。

  2. ビト | URL | -

    これは久々に小説の題材になりそうなちょっといい話。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    奉行「自分で自分を縛ったうえ全身を刺してから重しを付けて入水。これは自害ですな」
    板倉「おい」

  4. 人間七七四年 | URL | -

    大河か金曜時代劇にしたら良さそうやね

  5. 人間七七四年 | URL | -

    「棠陰比事」の焼き直しではなくて
    「棠陰比事」を読んだことがあるから
    その知識があったと違うの?
    宗代の本なら日本にも入って来ていそうだが?

  6. 人間七七四年 | URL | -

    「検視官・板倉勝重」

  7. 人間七七四年 | URL | -

    京都所司代の男

  8. 人間七七四年 | URL | -

    長可「俺も多くの死体を見る機会があるぜ!」
    成利「(「作る」機会だろ)」

  9. 人間七七四年 | URL | -

    勝重さんの首の後ろには、難度も繰り返し麻酔針を刺したような跡が残っていたという、、、

  10. 人間七七四年 | URL | -

    うさみちゃんポジかも知れないじゃないか!(錯乱)

  11. 人間七七四年 | URL | -

    生活反応ネタは時代小説の捕物帳ジャンルではよく見かけるね
    乾いた血液と生き血を混ぜて溶けたら同一人物のものだとか。

  12.   | URL | -

    米8
    米9
    これがほんとの「もりらん(毛利蘭)」

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