「今迄の鼻は、ここにてかむべき為であった。」

2017年07月05日 18:30

928 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/07/05(水) 17:38:50.37 ID:YxoXjZLJ
竹中半兵衛斎藤龍興に奉公して稲葉山にあった時、半兵衛と同じように使われた者があり、
ある時、半兵衛には巣鷹の仔が与えられ、このもう一人にはコノリ(ハイタカの小型の雄)が与えられた。
ところが、龍興は一旦半兵衛に与えた巣鷹の仔を取り返して相手に与え、コノリの方を再度
半兵衛に与えた、

この事に半兵衛は強く憤り、稲葉山から出奔すべく計画を立てた。
彼は同士の侍18人と語らい、番つづらにそれぞれ具足を入れさせ、当番として場内に入ると
切って廻り、そのまま出奔した。

この時、稲葉山城内の一人が半兵衛に切りかかったが、半兵衛も刀を抜いて切り込み、向こうの刀を
柄で受け止めた。そこで刀に打たれたために半兵衛の刀が抜けたが、この抜けた刃が相手を
仕留めた。
彼も幼少より剣術を習っていたが、実戦を行ったのはこの時が初めてであったという。半兵衛19才の
時の事だそうだ。

彼が若輩の頃、人々から『鼻たらし』と嘲られていたが、この時自ら手鼻をかんで

「今迄の鼻は、ここにてかむべき為であった。」

と言ったという。

半兵衛は一生の間、常に数珠をつまぐり、「美濃の国には誰もない。誰もない。」とばかり
言っていたそうだ。

この半兵衛、元は美濃赤坂の商人、あかねやの子であり、龍興の元から出奔する頃までは父も存命し、
至って裕福な者であったという。

(士談)



929 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/07/05(水) 22:18:54.21 ID:QCAwnrGS
美濃では商人の出でなければ身の立てようがないんか
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    >そこで刀に打たれたために半兵衛の刀が抜けた

    抜けたってのは半兵衛の手から抜けたのか、柄から刀身が抜けてしまったのか

  2. 人間七七四年 | URL | -

    目釘が折れて刀身が束から抜けたのでは?

  3. 人間七七四年 | URL | -

    ちょっと短気で病んでる半兵衛。

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