105 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/07/21(金) 10:03:56.50 ID:WpG9uMxK
天正13年、羽柴秀吉による四国征伐の折、伊予金子城の籠城戦において、長宗我部方の藪内匠と、
毛利家の士、児玉三郎左衛門との槍合わせは、世の人が大変に話題にした出来事であった。
後に、本多佐渡守正信が児玉を招いて、その時の働きの様子を詳しく尋ねた事があった。
しかし児玉は「前後の次第を忘却してしまいました。」と言って、終に語らなかった。
その後、ある人が児玉に、何故語らなかったのかを尋ねた。児玉は
「藪内匠は、今ではその名が世上に流布している有名人である。彼が話した内容のとおりに
私も語れば、相違なく然るべしであろうが、もし私の言う所と創意があれば、人から褒貶もあり
よろしからぬ。
私は現在、武功を主張せねばならないような立場で江戸に来たわけではない。忘却したと言っても
失うものはない。また内匠について悪しざまな評判が立つのも本意ではない。」
正信もこれを後で聞いて、その志を深く感じたという。
(士談)
106 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/07/21(金) 13:34:57.53 ID:T5B68rgu
ヤブタクミ?
天正13年、羽柴秀吉による四国征伐の折、伊予金子城の籠城戦において、長宗我部方の藪内匠と、
毛利家の士、児玉三郎左衛門との槍合わせは、世の人が大変に話題にした出来事であった。
後に、本多佐渡守正信が児玉を招いて、その時の働きの様子を詳しく尋ねた事があった。
しかし児玉は「前後の次第を忘却してしまいました。」と言って、終に語らなかった。
その後、ある人が児玉に、何故語らなかったのかを尋ねた。児玉は
「藪内匠は、今ではその名が世上に流布している有名人である。彼が話した内容のとおりに
私も語れば、相違なく然るべしであろうが、もし私の言う所と創意があれば、人から褒貶もあり
よろしからぬ。
私は現在、武功を主張せねばならないような立場で江戸に来たわけではない。忘却したと言っても
失うものはない。また内匠について悪しざまな評判が立つのも本意ではない。」
正信もこれを後で聞いて、その志を深く感じたという。
(士談)
106 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/07/21(金) 13:34:57.53 ID:T5B68rgu
ヤブタクミ?
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コメント
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正信「(なるほど、そういう手もあるのか!)」
家康「ところで関ヶ原の折の上田攻めはどのような次第であったかのう、佐渡」
正信「前後の次第を忘却してしまいました」
秀忠「このところどうしたのじゃ」
正純「隠居暮らしで父上もボケはじめておりまする」
( 2017年07月21日 10:32 )
人間七七四年 | URL | -
何処かの3人衆は老後武功の思い出話で仲違いしたって逸話もあるからなぁ
こう言う気遣い大事なんだな
( 2017年07月22日 08:20 )
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ttp://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-1876.html
ソース元も一緒なんだろうね
( 2017年07月23日 15:17 )
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