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主人の馬を戦場で放つ時

2017年07月29日 16:43

22 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/07/29(土) 13:46:06.13 ID:YqOeGAFB
城井の一揆の時、黒田長政の馬が深田に入りこんだのを、三浦六之助が自分の馬を奉り長政を退かせ、
長政の馬の尾を切り鐙を外してから長政を追いかけたという。
馬を奉って主人を撤退させたのは、沈勇かつ忠義ある行いであり、ことにこの時の作法が
勝れた心得と言うべきである。

古来より、主人の馬を戦場で放つ時、主人が討ち死にしたのではないことを示すため、
尾を切り鐙を外すのが礼であったという。
国府台の合戦の時、里見義弘に安西伊予守が自分の馬を奉って、自身は歩行して供をした。
しかし義弘の馬は鞍鐙をつけたまま陣中を駆け回ったため、これを見た兵たち
「さては義弘討ち死にか」と思い、これによって敗勢となり随兵の過半が討ち死にを遂げたという。

物事の究理薄いと、思わぬ失があるものなのだ。

(士談)


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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    安西「知らなかったそんなの」

  2. 人間七七四年 | URL | -

    又兵衛「そもそも放馬するような自体起こすなよ」

  3. 名無しさん | URL | -

    六之助「勝手に陣頭で突撃しちゃうと大変です。誰とは申しませんが」
    九右衛門「全く扱いに困りますな。誰とは申しませぬが」
    善助「若さゆえの先走りとはいえ、もう少し慎みが欲しいものじゃ。誰とは申さぬが」
    太兵衛「だいたい無鉄砲で向こう見ずで無計画で。誰とは言わぬが」

  4. 人間七七四年 | URL | -

    蒲生氏郷「*2-3は何処のご家来衆か知らぬが、猪武者の如き主君を持って苦労されておる様じゃの。是非とも我が家に仕えては下さらぬか?」

  5. 人間七七四年 | URL | -

    ウィリアム一世:馬を失った訳でもないのに、戦死したってデマが出ることもあるんやで?

  6. 人間七七四年 | URL | -

    苦労人。多すぎない?

  7. 人間七七四年 | URL | -

    黒田家では日常のため、ノウハウが確立していたとか

  8. 名無しさん | URL | -

    光安「殿の馬だけが彷徨っていると……? どうせその辺で泳いでたりするだけですから呼んでごらんなされ」
    鮭様「ん?」

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