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上杉景勝の厳格

2017年10月14日 17:08

316 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/10/14(土) 17:04:08.52 ID:s8Qod1gV
上杉景勝という人は、豪邁肝大の大将にて、その軍陣に臨むや、先陣において既に交戦し、
矢弾雨のごとく降り喚声天地を振動するばかりであっても、身は幕中に有りて普段と変わらず睡眠
を取り、雷の如きいびきを上げるのを常としたという。

彼が豊臣秀吉に臣従し上洛した時、数百人の一行は完全に黙し咳の声すら聞こえず、只人馬の足音を
聞くのみであった。
その折、富士川を渡る際、船が小さく人多く、中流に至ってほとんど沈没せんとした。
この時景勝怒り、舷頭に立って鞭を挙げて一揮すれば、衆皆躍り上がるように水に飛び込み泳ぎ、
よって無難に渡ることを得たという。

景勝の厳格なることかくの如きなれば、彼の生涯において、只一度の外その喜悦の色を見たことが
無いという。
ある時、上杉家に一匹の猿があり、たまたま景勝が脱いでおいていた巾帽をかぶって逃げ、庭の木に
上り景勝に向かって3度頷いた。
彼はこれを見てにっこりと微笑んだ。
これ実に、左右の近臣達ですら、始めとも終わりとも、景勝の笑顔を見た一生の内ただ一度の事であったという。

(今古雅談)



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    笑うという行為は本来攻撃的な物であり獣が牙をむく行為である

  2. 人間七七四年 | URL | -

    兼続「御中城様はサルがお気に入り、と…外交方針は決まったな」
    景勝「!?」

  3. 人間七七四年 | URL | -

    兼続「わし自ら富士川に飛び込む!と殿は仰せです」
    景勝「!?」

  4. 人間七七四年 | URL | -

    雷並みのいびきって凄いな

  5. 人間七七四年 | URL | -

    こうして原典みてみると正直印象悪い話だよね…

  6. 人間七七四年 | URL | -

    景勝は睡眠時無呼吸症候群だったのかな

  7. 人間七七四年 | URL | -

    景勝が、
    富士川を通過して上洛?

  8. 人間七七四年 | URL | EybeWf1w

    臣従直後じゃなくて会津に移ってからじゃないのかな

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