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うしとらぬさへうきなたつみに

2017年10月23日 18:13

宗祇   
335 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/10/22(日) 23:42:11.25 ID:Sh+Hm2dH
連歌師の宗祇が諸国を修行していた折、ある国にて疲れ、近くに遊ぶ、主も知れぬ野飼い牛を見て
これを引き出し打ち乗りて、心に任せて歩ませた。

しばらくして牛の主が、牛のいないことに気が付き「これは悪漢が奪い去ったのだ」と、息せきって
追いかけ、これを発見すると宗祇を捕え、おおいに怒り沙汰のためと現地の奉行所へと突き出した。

奉行が宗祇に仔細を尋ねると
「私は宗祇と言って、諸国を巡る修行者です。あまりに足が疲れたため、野遊びしている牛を引き寄せ
乗り去ってしまいましたが、物盗みなどしようとしたわけではありません。ですがそもそも、
主がいないからと言って乗ってしまったのが過ちです。当然乗ってしまった事への代償は支払いますので、
どうか事無く許していただきたい。」

奉行はこれを聞くと
宗祇といえば聞こえる和歌の修行者ではないか、ならば、何か歌を呼んで謝罪せよ。また、牛のことであるから
十二支をその歌に詠み込んで然るべし。」

宗祇、畏まってしばらく考え、やがてこのように詠んだ

『むまひつじ さるとりいぬもいなばいね うしとらぬさへうきなたつみに』

(今古雅談)

むま(午)ひつじ(未) さる(申)とり(酉)いぬ(戌)もい(亥)なばいね(子)
うし(丑)とら(寅)ぬさへう(卯)きなたつ(辰)み(巳)に
ということですね



338 名前:人間七七四年[] 投稿日:2017/10/24(火) 07:24:05.89 ID:gGbJkRju
>>335

『むまひつじ さるとりいぬもいなばいね うしとらぬさへうきなたつみに』

ふっかつのじゅもんがちがいます
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コメント

  1. 名無しさん | URL | -

    奉行「うまいこと詠んだつもりであろうが、ぜんぜん謝罪になっておらぬではないか。市中引き回しのうえ磔獄門にさらせ」
    宗祇「い、いや『夢迷い辻 然る取り去ぬも居なば去ね 牛盗らぬさえ浮名立つ身に…』」
    奉行「ええい、くどい!」
    牛飼「なにごとにも教養はあらまほしきことなり」

  2. 人間七七四年 | URL | -

    十二支の最初の子でもなく問題の丑でもなく、なぜか午から始まってるんだが

  3. 名無しさん | URL | -

    >>2
    和歌は枕詞が発達したせいで真に言いたいことは下の句だけなんてことも多い
    あとは言葉遊びの都合や上下倒置の詠みかたとかいろいろ

  4. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    下の句の締めから逆算しているためかと

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