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ルイス・フロイスによる不思議の国ニッポン

2017年11月26日 16:08

456 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/11/25(土) 17:05:50.22 ID:TxoaurS2
ルイス・フロイスによる不思議の国ニッポン的な作品「ヨーロッパ文化と日本文化」よりいくつか

・われわれの間では彩色した衣服を着ることは軽率で笑うべきこととされるであろう。
日本人の間では坊主と剃髪した老人以外は一般に、すべて彩色した衣服をつけている。
・われわれはいつでも唾を吐き出す。日本人は概して唾を呑み込む。
・われわれの間では、貴族が鏡を見ていれば柔弱な行為と考える。
日本人の貴族は衣服を着るために、誰でも鏡を前に置くのが普通である。
・ヨーロッパでは未婚の女性の最高の栄誉と貴さは貞操であり、またその純潔が犯されない貞潔さである。
日本の女性は処女の純潔を少しも重んじない。それを欠いても、名誉も失わなければ、結婚もできる。
・ヨーロッパでは夫が前、妻が後になって歩く。
日本人では夫が後、妻が前を歩く。
・ヨーロッパでは財産は夫婦の間で共有である。
日本では各人が自分の分を所有している。時には妻が夫に高利で貸し付ける。
・汚れた天性に従って、夫が妻を離別するのが普通である。
日本では、しばしば妻が夫を離別する。
・ヨーロッパでは娘や処女を閉じ込めておくことはきわめて大事なことで、厳格におこなわれる。
日本では娘は両親にことわりもしないで、1日でも幾日でもひとりで好きなところへ出かける。
・ヨーロッパでは妻は夫の許可が無くては、家から外へ出ない?日本の女性は夫にしらせず、好きな所に行く自由をもっている。
・われわれの間では女性が文字を書くことはあまり普及していない。
日本の高貴な女性は、それを知らなければ価値が下がると考えている。
・ヨーロッパでは普通女性が食事を作る。
日本では男性がそれを作る。
・ヨーロッパの女性は人に見られずに道を歩くために頭巾をつける。
日本の女性は道を行く時、頭にタオルを被って結び、両端を顔の前に垂らす。
・ヨーロッパでは白粉一箱あれば一国の需要を充たす。
日本にはそれを積んだソマ船が多数渡来するがそれでもまだ足りない。
・われわれの間では普通鞭で打って息子を懲罰する。
日本ではそういうことは滅多におこなわれない。ただ(言葉?)によって譴責するだけである。
・ヨーロッパの子どもは青年になってもなお口上ひとつ伝えることができない。
日本の子どもは十歳でも、それを伝える判断と思慮において、五十歳にも見られる。
・われわれの子どもは大抵公開の演劇や演技の中ではにかむ。
日本の子どもは恥ずかしがらず、のびのびしていて愛嬌がある。
そして演ずるところは実に堂々としている。
・われわれの間では子どもは度重ねて親戚の家に行き、彼らと親しく交わる。
日本では親戚の家には滅多に行かない。親戚を他人のように扱う。
・われわれはすべてのものを手を使って食べる。
日本人は男も女も、子供の時から二本の棒を用いて食べる。
・われわれの間ではフライにした魚をよろこぶ。
彼らはそれを好まない。
・われわれの間では膿瘍を火で焼く。
日本人はわれわれの外科の過酷な治療を受けるよりも死を選ぶだろう。
・われわれの手紙はたくさん記載しなければ意見を表すことはできない。
日本の手紙はきわめて短く、すこぶる要を得ている。
・ヨーロッパでは水を流すために街路の中央部が低くなっている。
日本では中央が高く、家々の側が低い。それに沿って水を流すためである。
・われわれの間では悲劇でない劇が演ぜられる場合、場面を分けない。
彼らはいつも場面を第一、第二、第三などとわける。
・われわれの劇は談話によって演ぜられる。
彼らのはほとんど常に歌い、または踊る。
・われわれの間では種々のものを贈るのは親愛のしるしである。
日本では贈物が少なければそれだけ礼儀正しい。
・われわれの間では人が贈物として持ってきた物は、その同じ人にこれを勧めることはできない。
日本では親愛のしるしとして、贈った人とそれを受けた人が、すぐにその場で試食しなければならない。
・われわれの間では球戯は手でする。
日本人は足を使って遊ぶ。
・われわれの間では贈物は空の小箱に入れ、リボンを付けないで贈る。
日本では糸で束ねる紙を貼り付ける。
・われわれの間では従者がその主人夫妻を自分の家に招く慣習はない。
日本ではそれがしばしばおこなわれる。義務としておこなわれることもあり、そうでない場合もある。

459 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/11/25(土) 18:06:47.15 ID:TxoaurS2
「ヨーロッパ文化と日本文化」にはこんなのもあった
・われわれの間では男たちは髪を刈っており、禿頭にされると侮辱されたと考える。
日本人は毛抜きを用いて、自分で、毛の残らないように、全部抜いてしまう。そのことは苦痛と涙を伴う。
・われわれのロウソクは本が太くて先が細い。
日本人のは先が太くて本が細い。

461 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/11/25(土) 19:41:58.59 ID:TxoaurS2
なおお気づきかもしれないが、特に現在の日欧の文化と逆のようなものを優先的にピックアップした。
元の本では宗教についての章も立てられてたけど、カトリックと比べて肉食妻帯当たり前の無信心者、悪魔崇拝者というような記述しかなかった。



460 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2017/11/25(土) 19:17:29.54 ID:Qeo9lrtY
>>456
日本が上回ってる所もあれば逆もあって面白い。
まあ文化と時代の違いもあるから一概にどちらが良い悪いとも言えないけど。
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    >・われわれの間ではフライにした魚をよろこぶ。
    >彼らはそれを好まない。

    家康「えっ」

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    家康の食った天ぷらはまる天(薩摩揚げ)のようなもんやで
    フロイスが言っているのはフリッター(白身魚の揚げ物)のほう
    練り物か切り身をそのままかと言う大きな違いが有るで

  3. 人間七七四年 | URL | -

    >・われわれの間では球戯は手でする。
    >日本人は足を使って遊ぶ。

    氏真ぼったまがアップを始めました!w

  4. 人間七七四年 | URL | -

    同じ様な文章ばっかりだから何処を読んだのか分らなくなってくるw

    ※2
    件の天ぷらも再現番組やドラマ等で良く調べないで普通の揚げ物として表現しちゃうのがあったからだと思う。
    中には「テンフリ」なのでは?って意見も有るから、想像の幅はあるとは思う。
    今は胃がん説が有力なんでしたっけか?

  5. 人間七七四年 | URL | -

    厚切りフロイス「ニッポンジン、手使わないで足でボール遊びやってるよ………WHY!?ナンデ!?」

    今川氏真「お前とこもサッカーあるやん」

  6. 人間七七四年 | URL | -

    フロイスは何かとヨーロッパの話をするけど、ポルトガルにいたのは16歳までであとはインド育ちだからな
    カズオ・イシグロが語る日本みたいなもんとちゃうか

  7. 人間七七四年 | URL | -

    向こうの西洋人にしてみれば、当時の日本は「粗野ではあるが卑に非ず」みたいな感じだったのかねえ

  8. 人間七七四年 | URL | -

    これ以外に宣教師や商人が触れてる話だとやっぱ刀についてが印象的かな
    いかに当時の人が武器を重んじていたかがよくわかる

  9. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    サッカー(フットボール)の発祥はイギリスみたいだし、フロイスさんの時代はヨーロッパに広まってた訳ではないみたいだから、蹴鞠は未知のスポーツだったんだろう

  10. 人間七七四年 | URL | -

    僧侶と問答して、ものすごい教養だけど悪魔崇拝者なのが残念だ。みたいなこと書いてるのは別の人だっけ。
    「アーサー王の死」に、あなたのような立派な騎士が洗礼も受けずにサラセン人のままとは、、なんてセリフがあるの思い出した。異教徒だけど蛮族じゃないと考えつつも、宗教の枠は絶対なんだなぁ。

  11. 人間七七四年 | URL | -

    宗教では無いが吉宗は実学書や絵画を好み、財政の細かい数字の誤差にも気がつく人だったが儒学の教養が低いだけで、荻生徂徠に「学問がないのが惜しい」って言われているからね
    社会の規範から外れたら異常扱いするのは古今東西変わりのない事だと思うよ
    勿論現代日本でも我々が気がついていないだけで色々有るんだろうね

  12. 人間七七四年 | URL | -

    >われわれの手紙はたくさん記載しなければ意見を表すことはできない。
    >日本の手紙はきわめて短く、すこぶる要を得ている。

    あの三兄弟「そうか、うちって日本人離れした家なんだね…」

  13. 人間七七四年 | URL | -

    ロウソク(意味深)

  14. 人間七七四年 | URL | -

    ※12殿
    あの三兄弟ですぐわかる。父親の手紙を初めて
    見た時絶句したもの。

  15. 人間七七四年 | URL | -

    貞操を重んじるのは武家の女だけだろう。日本人はって大雑把すぎるだろう

  16. 人間七七四年 | URL | -

    >14殿
    父「妻が居てくれたらこんなにボヤかずとも済んだものを…」

  17. 人間七七四年 | URL | -

    ※15
    大雑把すぎるのはしゃーない
    「我々」って一人称が差してるものも修道士限定だったり全般に言えたりまちまちだ
    もっと丁寧に前提条件を絞ってほしいが異文化に接したばっかの人間に求めるのは酷というもの

  18. 人間七七四年 | URL | -

    へぇ~、一緒に歩くとき女が前で男が後ろなのか。
    武家は逆かもしれないけど、庶民は普通に肝っ玉カーちゃんが普通だったのかな?

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