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福島正則「石一個に対し米一俵差出候」

2018年01月13日 21:10

473 名前:人間七七四年[] 投稿日:2018/01/12(金) 22:20:42.25 ID:gD8tCq/c
福島正則「石一個に対し米一俵差出候」

関ヶ原の戦いの後、安芸と備後を与えられた福島正則が広島城を中心として国内の要地に多くの支城を築いたのは二つの逸話で既に語られているが、その一つで西の毛利に備えて築いた小方城(亀居城)の築城にまつわるお話。

1603年、福島正則は周防との国境付近の小方(広島県大竹市)にある海に面した標高88メートルの山に築城を開始した。
城の石垣を作るため、福島正則

「石一個に対し米一俵差出候」

との御触れを出したところ、小方の海に石をどっさりと積んだ船が現れた。しばらくは石と交換で米を振舞って居た福島正則だったが、
ある程度石と米を交換したのを見計らうと、
「もう石は余るほどになったので持ち帰ってくれ」
と言って、石と米の交換を止めてしまいました。

約束が違うと腹を立てた船頭は、小方の入江に、石を投げ捨てて帰って行きました。

船が去ったのを見届けた福島正則
「さぁ、石を陸揚げして城の石垣を築け」
と命じ、捨てられた石を人夫に拾わせ小方城の石垣を組ませ、その後五年の歳月をかけて完成した小方城は亀の形をしていたため、亀居城とも呼ばれ、
11の郭(「本丸」・「二の丸」・「三の丸」・「有の丸」・「なしの丸」・「詰めの丸」・「松の丸」・「名古屋丸」・「捨ての丸」・有りの丸の南に「鐘の丸」・亀の頭に当たる海に突き出ているのが「妙見丸」)を持ち、
西側は山陽道(西国街道)苦の坂峠、北は懸崖の山が人を寄せ付けず、南は海に面した港を持ち、更に石垣で囲み上げた城壁を加えて、まさに難攻不落の城として完成した。
だが、この難攻不落の小方城は既に語られている通り諸事情により完成より僅か3年で破却される事となったのである。
現在では1977年に調査発掘と整備が行われ、1000本の桜が咲き誇る桜の名所、亀居公園として近隣住民に親しまれている。

http://otake-history.halfmoon.jp/localhistory/ogata/亀居城/

関連
今治城の石集め



474 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/01/13(土) 06:31:29.20 ID:8l3z3ru4
せこい

475 名前:人間七七四年[] 投稿日:2018/01/13(土) 08:34:23.34 ID:Id8JCoMt
>>474
リンク先に
>いつの日か、旅の僧侶が小方の里に入り「この町には異様なものが漂っている。昔お城を築いたとき、たくさんの犠牲者が出ているが、今日まで誰も弔っていない。
だから霊が浮かばれておらず、この町は栄えないのだ。この大事な犠牲者を弔うものはいないのか」と言い残して立ち去ったといいます。


と有るので市松さん、供養費もケチった可能性が…
広島城近くの堤防を作った時は人柱の代わりに自分の剣を8本埋めさせて、更に金出して年一で祭りをやらせて参加者には参加費として、
堤防を補修する為の石を持って来させて、堤防の上で躍らせて堤防を踏み固めさせたと言う逸話もあるんですけどね
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    「福島正則がやった」という話だからせこいとなっただけで、いわゆる知将と名高い武将がこれをやったら「さすが!」と賞賛されたんだろうなぁ、という気がする
    まぁ、一度「この武将は馬鹿にしておk」という前提ができたらどうしようもないんだろうな

  2. 人間七七四年 | URL | EybeWf1w

    吏僚出身の清正なら誤魔化さずに払いそうな気はする

  3. 人間七七四年 | URL | -

    鬼武蔵の場合

    鬼武蔵「……スチャ(人間無骨を構える音)」

  4. 人間七七四年 | URL | -

    セコいと言われるのはケチるためにやるからだと思う

  5. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    仮に小早川隆景がやってもせこいとか言われるわ
    この逸話が、戦時に敵地でこういうことをやったならば自分の懐も痛まず敵地の経済力も削れるから問題が少ないよ。だが毛利から引き継いだばかりの自領で今後まずは信頼の獲得と肥え太らせにゃならぬ領民相手に詐欺行為働いたんやぞ。こんな殿様信用できるか?
    逸話が本当なら福島正則や家臣団の脳みそ疑わなきゃならないレベルのお話だわ

  6. 人間七七四年 | URL | -

    どの時点で酒を呑み始めたか、それが問題だ。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    この間、イオンの福袋かなんかが客多過ぎだか何だかで批判されてたけど、実際は主催側の想定を超える量の石を持ってこられて途中打ち切りにしただけじゃね?
    この逸話だと初めからズルするつもりだった様にも取れるけど

  8. 人間七七四年 | URL | -

    米3
    石を投げ捨てたところで『じゃあお前の首一個で米一俵やるよ』となりそう

  9. 人間七七四年 | URL | -

    「石が十分になったから終了」て言い方が引っ掛かるんだろうな。「米が無くなったので終了」と言っておけばズルい感じ無く余分の石を得る結果も変わらないだろうに

  10. 人間七七四年 | URL | -

    ※9
    ちょっと待った。
    腹いせに「あそこは米一俵も用立てられない、財政難だ」とでも吹聴されたら
    世間やお上への聞こえは良くないし下手すると信用不安が起こりかねない。
    「石は十分」というのは案外悪くない言い逃れかもしれないぞ。

  11. 人間七七四年 | URL | -

    昨今ではクレームや不都合が発生するとお詫びとして石をくれる世の中になったね~<違っ

  12. 人間七七四年 | URL | -

    >この大事な犠牲者を弔うものはいないのか

    いや、あんた坊さんなんだから、あんたが弔ってやれよ。

  13. 人間七七四年 | URL | -

    12
    坊さん「供養するにも銭が居るでな〜(ゲス顔)」

  14. 人間七七四年 | URL | j7kPgX2Q

    この記事に出てくる大竹はひこにゃんが、苦の坂峠は高田榊原軍が第二次長州征伐の緒戦でそれぞれ敗退した所やな
    もしこの城が当時まで残ってたらと考えると妄想が捗る

  15. 人間七七四年 | URL | -

    ※15
    城跡自体は石垣が埋められてか埋まってかはいたけど、城山と呼ばれて残っていたから、仮に長州軍がそこまで寄せて来てたら急造の防衛拠点としては使えた?かもね。

  16. 人間七七四年 | URL | -

    13
    なんだ銭ゲバ生臭坊主の営業じゃねえかw

    …ていうかもしかしたら悪質な霊感商法?

  17. 人間七七四年 | URL | -

    福島正則「俵一個に対し米一石差出候」

  18. 人間七七四年 | URL | -

    なんかの小説で、まったくおんなじパターンを藤堂高虎がやってるのを読んだことがある。
    ある種のテンプレなのかもしれない。

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