細川幽齋覺書より、竹束に関連するお話

2018年02月13日 18:04

633 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/02/13(火) 11:45:47.06 ID:AnKMBnJ2
一、竹束を設置する時、敵より鉄砲を厳しく撃ってきて負傷者なども出た場合は、竹束を
  2,3も結合わせ、それを取り付けた盾を背負い、後ろ向きになって進み、敵に近づいた所で
  その陰から突き出すようにするのだ。

一、敵城に対して竹束にて仕寄りを作った時、本陣との間が道が悪いなどの理由で遠い場合は、
  城中より夜討ちなど行われることが有る。そういう危険の有る時は、10人でも20人でも、
  松明に火をつけて両手に持ち、本陣の方から竹束の裏まで幾度も往復するのだ。
  こうしておくと夜討ちは無い。これを「松明の心得」と云う。

一、竹束にて仕寄りし、敵の城を取り巻いた時に行う、「城はやし」というものがある。
  これは仕寄りのための井楼の上に二人三人も上がり、拍子木を打って音頭を取り、
  城に向かって「なふなふ明日は首をたもろふ えいえいわっ」と、竹束の裏に居る軍勢が
  一度に声を揃え鬨の声を作り、鉄砲をはたはたと撃ちかける、という物である。
  これを致すのは夜の五時(夜8時ころ)から夜明けにかけてである。
  何度もこれを行うと、城中に居る女子供たち、または籠城の経験の少ない者は殊の外
  騒ぎ慌てるものにて、それにより、20日保つ城も10日も保ちかね落城するものだ。

  また、「言葉戦い」と申す物もある。口の上手いものが井楼に上がり、的に向かって
  「御陣に申したきことがある!」と呼びかける。敵側から「何事にて候」と答えてくるので
  此の方よりこう言う「御籠城御大儀に候。ですが持ちこたえるのは中々成るまじき事故、
  御降参されるように。そうなさらないのなら、どうそ何方なりとも突き破りこちらを攻めに
  出て来られよ。あなた方の御首、はやく申し請けたいものです。  まあどちらにせよ、
  あなた方の御首を申し請けないと言うことにはならないでしょうが。」
  そのように敵の心にかかることを申すのだが、この時、慮外かましき(無礼で不躾な)事を
  言っては敵方からも悪口が返ってくるだけだ。なので敵が心のなかで心配に思っていることだけを
  言うべきなのである。

(細川幽齋覺書)

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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    城はやしを何度もやってたら寄せ手の疲労の方が蓄積しないか?

  2. 人間七七四年 | URL | -

    どや顔ダブル松明

  3. 人間七七四年 | URL | -

    攻城戦は包囲側の数が多いのが前提条件なんだし代わる代わる囃し立てるに決まってるだろ

  4. 人間七七四年 | URL | -

    疑問に思ってたのですが、夜中に囃し立てる側も休んでいる味方部隊に取っては
    五月蝿いと思うのだけどどうなのでしょう?耳栓とかしてたのかな?

    >>ダブル松明
    ttp://livedoor.3.blogimg.jp/insidears/imgs/b/b/bb26b48b.jpg
    こんな感じだろうか?

    >>
    [狂った闇霊]アへ顔ダブル松明[侵入]
    ttps://www.youtube.com/watch?v=_E9zJHJ-JHM
    こんなのが居たら、確かに近寄りたくないな

  5. 人間七七四年 | URL | -

    *4
    能登の御陣乗太鼓がそんな感じじゃなかった?
    上杉軍をビビらせて撤退させた奴

  6. 人間七七四年 | URL | -

    後ろ向きに進むのか

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