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団右衛門を逃がす

2018年02月16日 21:42

640 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/02/15(木) 22:45:59.12 ID:iuGNdXUY
加藤左馬(嘉明)殿の家臣であった塙団右衛門(直之)と申す者を、福島正則が召し抱えた所、
左馬殿より『団右衛門の事は私が深く構い(奉公構)をした者であるので、御扶持は御放しと
されますよう』と申し来た。

正則は団右衛門を呼び、このように言った
「左馬殿より、お主がお構いされていることを申し来た。どうだ、私の肝煎りにて、加藤家に
帰参しないか?」

しかし団右衛門は
「有り難きことと存じます。ですが、どんな事があっても帰参するつもりはありません!」
そう、直に申した所、正則は
「そういう事なら、退去させよう。左馬殿よりの使者の者たちに馳走を出させ、待たせておくように。」
そしてこの間に急ぎ早舟を準備させ、これに団右衛門を乗せ早々に出船させた。

これを確認してから、正則は加藤嘉明の使者を呼び出し、直々に返答した
「塙団右衛門の事、お構いされていることを知らずに召し抱えてしまった。そのため早速、扶持を放した。」
これを聞くと使者たちは直ぐに帰っていった。
しかしこの時既に団右衛門は順風の中、大阪へとはしりぬけ、そこに隠れ住んだ。
加藤嘉明は使者の報告を聞くとすぐに、団右衛門への討手を四方へ派遣したが、ついに発見できなかった
という。

その後、大阪の合戦の時、豊臣秀頼が彼を召し抱え、その時松平安房守(蜂須賀至鎮)の陣所に
夜討ちに入り手柄を成し、明けて夏の陣にて討ち死にした。

(福島太夫殿御事)


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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    奉公構いどころか討ち手を差し向けるのか。どこにも就職できんわな。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    地味加藤さん、息子もそう言えば家老の堀主水と揉めて追手差し向ける様な事態になってたなぁ
    堀さんにも、問題有るっちゃ有るけど

  3. 人間七七四年 | URL | -

    黒田と言い加藤と言い家康に尻尾振って豊臣裏切った連中は一味違うな
    狭量さに感心してしまうわ

  4. 人間七七四年 | URL | -

    ※3
    尾藤の末路を見るにむしろ豊臣の薫陶を受けた結果がそれやないの

  5. 人間七七四年 | URL | -

    ※3
    そんな事言ったら、その豊臣の武将達の殆どが元織田家と元大名やその家臣達だよな?

  6. 人間七七四年 | URL | -

    追放してから追い回すのは信長公以来の織豊系武家の伝統だゾ

  7. 人間七七四年 | URL | -

    色んな逸話で擁護されているが、大将の器でない武将なのは間違いないな

  8. 人間七七四年 | URL | -

    >>器量
    一定の権限と兵力内だから活躍出来る人と、それを超えた途端に器量が追いつかない人って必ず居る。
    でも主家としては勲功ある人を褒美を取らせない訳にもいかないし、ジレンマだね

  9. 人間七七四年 | URL | -

    そんなことを言ったら、この記事で褒められている福島だってそうじゃないか

  10. 人間七七四年 | URL | -

    ※9
    誰に何を言ってるんだ君は?

  11. 人間七七四年 | URL | -

    そりゃ秀吉の親族でありながら家康の犬になり豊臣を衰退させた大戦犯だからね
    正則くんは

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