17 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/06/17(日) 15:34:15.91 ID:p3ch8gs1
ある時、蒲生氏郷が伏見の前田利家の屋敷を訪ねた時、蒲生家と前田家はもとより縁辺であるので
(利家の次男・利政の妻が氏郷の娘)、供の侍たちは蒲生家、前田家共に座敷に入るのであるが、
その時は蒲生家の侍たちは、座敷には入らなかった。
ところが、氏郷の小姓である岡半七という者、これを知らずいつものように番所の戸を開けて
座敷に入ろうとした所、傍輩が一人も居ないことに気が付き、驚いて座敷の戸を閉めて退出した。
この姿を番所に居た者たちが小声で笑った。
その瞬間、岡半七は太刀の柄に手をかけた
「汝ら何を笑うのか!?」
声高に過ぎたその声を氏郷は聞き付け
「また半七めか。いつもの大声だな。」と、つるつると座を立ち半七を呼んで、特に用があったわけでは
無かったが、当座の事について長岡越中守(細川忠興)への使いに出した。これによって喧嘩を止めたのである。
このように氏郷は、物事に分別のある人であった。
(氏鄕記)
18 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/06/17(日) 17:04:59.83 ID:UyI9nnUz
ぷーくすくすされたら、刀を抜かないといけない。これ、侍の掟。
ある時、蒲生氏郷が伏見の前田利家の屋敷を訪ねた時、蒲生家と前田家はもとより縁辺であるので
(利家の次男・利政の妻が氏郷の娘)、供の侍たちは蒲生家、前田家共に座敷に入るのであるが、
その時は蒲生家の侍たちは、座敷には入らなかった。
ところが、氏郷の小姓である岡半七という者、これを知らずいつものように番所の戸を開けて
座敷に入ろうとした所、傍輩が一人も居ないことに気が付き、驚いて座敷の戸を閉めて退出した。
この姿を番所に居た者たちが小声で笑った。
その瞬間、岡半七は太刀の柄に手をかけた
「汝ら何を笑うのか!?」
声高に過ぎたその声を氏郷は聞き付け
「また半七めか。いつもの大声だな。」と、つるつると座を立ち半七を呼んで、特に用があったわけでは
無かったが、当座の事について長岡越中守(細川忠興)への使いに出した。これによって喧嘩を止めたのである。
このように氏郷は、物事に分別のある人であった。
(氏鄕記)
18 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/06/17(日) 17:04:59.83 ID:UyI9nnUz
ぷーくすくすされたら、刀を抜かないといけない。これ、侍の掟。
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コメント
人間七七四年 | URL | -
蒲生家家臣団「ドッキリ成功」
( 2018年06月17日 19:21 )
人間七七四年 | URL | -
>長岡越中守(細川忠興)へ使いに出した
この人三斎さんところでも間違えて奥入ってしまわないだろうか?
( 2018年06月17日 19:39 )
人間七七四年 | URL | -
番士が笑わなくてもそれはそれで「恥辱を受けた」と腹を立てて切りつけるまでがセット
( 2018年06月18日 03:41 )
人間七七四年 | URL | -
蒲生の家に限らず、どこにでもあった話よね。
武家社会はストレスフルだぜ
( 2018年06月18日 17:35 )
人間七七四年 | URL | -
武士の恥辱=切腹or相手を絶対コ○すマンでぶった切り
ホント後に喧嘩両成敗が作られる訳だよ
( 2018年06月18日 18:00 )
人間七七四年 | URL | -
話の筋に関係もないのに名が出てくる長岡越中守
( 2018年06月19日 01:37 )
人間七七四年 | URL | -
西洋も似たようなもんだろ?
( 2018年06月19日 14:38 )
人間七七四年 | URL | -
※7
向こうのは営利目的でフェーデふっかけてくるからタチ悪いよな
( 2018年06月19日 18:15 )
人間七七四年 | URL | -
※8
こっちの鎌倉武士も「夜討・強盗・山賊・海賊は世の常のことなり」「野に伏し、山に蔵(かく)れて、山賊・海賊することは、侍の習いなり」(鎌倉遺文)だからなあ。洋の東西は関係無いかなあ。
( 2018年06月21日 18:58 )
※8 | URL | -
※9
もしかして:ヤクザ
( 2018年06月22日 21:17 )
人間七七四年 | URL | -
※8
それは武士の起源て話でよく言われていたと思う。
ただ東西共暴力的行為による略奪に対して絶対悪とは思って無かった感じかと。
古代ギリシャでは海賊が職業と見做されていたり、中世でも都市を攻めた時降伏しなかったら、懲罰としてその都市を略奪しても構わないとか有りますし。イスラム世界でも異教徒の街攻め落としたら3日間略奪しても良かったらしいし、(それで物だけど人も奴隷得る為に略奪の対象になります。日本も戦国時代はそうだったかと。)
それは時代が下るにつれて、段々否定される様になっていくのが時代の流れだったかと。
( 2018年06月24日 18:04 )
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