fc2ブログ

”みつめの法”

2018年09月08日 17:14

260 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/09/07(金) 20:32:30.67 ID:Qri71EVU
井伊直孝の邸宅に人が集まり物語などしていたとき、彼らが「この頃世に、”みつめの法”(呪いの一種
らしい)という物があり、人々がこれを習っている」という事を語りだし、

「刀も要らずに人を捕え殺すとは、稀有の重宝である。人々がこれを習い行うのも余儀なき事だ。
私も習おう、人も習おう」

などと言った。しかし直孝はこれを聞いて

「歴々たるあなた方に似合わぬこ事を物語るものです」
と、叱責した。

彼らは
「これほど重宝なことなのに、どうしてそのように言うのか」
と反論した所

「まだ合点致しませんか?人の剛操勇猛と言うものは、互いに剣戟を抜き持って勝負を争い、
勝ちたるを以てその志を定めるのです。例えば同じ仕物放討であっても、縛めを抜き放った者を
仕留めるのと、抜きはなさぬ者を仕留めるのとでは、甲乙差別の有ることです。
であれば、広い場所で声をかけ、相手に武器を抜き放させて、その上で心よく仕留めることこそ、
教えもし習いもして、これを以て武勇と致すべきなのです。

あなた方のような歴々の評定は、その様であってこそ然るべきであり、”みつめの法”などと言うものは、
出家町人のような長袖で、そういった技を知らぬものが言うべき事なのです。」

(士談)



261 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/09/07(金) 22:19:40.50 ID:G9iXUhvF
二階堂の心の一方だったりして

262 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/09/07(金) 22:20:29.07 ID:G9iXUhvF
二階堂の心の一方"みたいなモノ"だったりして

263 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/09/08(土) 05:56:12.97 ID:s+ctegTw
小賢しい童め
スポンサーサイト





コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    三脈の法なら知っているけど。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    武勇>>>>(越えられない壁)>>>>知略

  3. 人間七七四年 | URL | -

    鉄砲は卑怯だと言いだしそう

  4. 人間七七四年 | URL | -

    呪いって迷信みたいなものと言うかそんなもんで戦えるかって話ではないのかコレ

  5. 人間七七四年 | URL | -

    「敵に死ぬ呪いをかけよう」というのは武士の発想じゃないよね、
    そのお腰の物は何のためにぶら下げてるんですかってことね

  6. 人間七七四年 | URL | -

    「三つ目」なのか「見つめ(る)」なのか、気になります!

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    井伊直孝「目っと目で」
    家光「通じ合う」

  8. 人間七七四年 | URL | -

    みつめが通る

  9. 人間七七四年 | URL | -

    この界隈で二階堂っていうとどうしても例の顔が浮かんで困る

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://iiwarui.blog90.fc2.com/tb.php/11478-2cc282dd
この記事へのトラックバック