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幼児に聞かせる物語でも心得があるべきだ

2018年10月17日 17:22

318 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/10/17(水) 02:22:43.06 ID:+jmlmL63
幼児に聞かせる物語でも心得があるべきだ


池田光政様が母君の福照院様のところへお越しになったとき
福照院様が何でもいいから御物語をするようにと仰せられた。
吾(作者、このとき十五、六歳)は、童の時に人から語り聞かされた
後も先もない物語を慰みとして一つ二つ申し上げますと言って話した。

一休和尚が道を歩いていると、道の傍の木の梢に童が一休に小便をかけて
ひどく笑った。一休は腰から銭を取り出してその童にやり
「よくもかようの仕打ちをしたな」
と言って去っていった。その童はよいことをしたのだと思って、人が通ったときに
また同じことをして銭を貰おうと待った。そこに士が通ったので、さっきのように
小便をかけて笑ったところ、怒った士にぶたれてしまった。

一休が利口なので人を使って意趣返しをしたのです、と申し上げると光政様は
「この物語の趣旨はそうではないだろう。一休に誠の志があるなら最初に
 小便をかけられたときに強く叱って、私は出家しているからぶたないが
 他人にかようの仕打ちをしたら命を失うぞ、と教えてやればいいのにどうして
 銭をやり人に仕返しをさせるのか。よこしまな心があったからではないのか。
 かような話が若輩の者の心にかなうはずがない。幼児に聞かせる物語でも
 心得があるべきだ」
と仰せられた。愚耳に留まったので記す。


――『烈公間話』



319 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/10/17(水) 14:32:15.93 ID:pOFKU+KZ
一休ならありえる話と思えてしまう

320 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/10/17(水) 15:53:08.01 ID:EuvSQKPV
>>318
一休はとんでもない食わせもんだしなぁw

321 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2018/10/17(水) 16:06:42.37 ID:mXcoWGCT
一休の捻くれ具合を知らんかったんだろうなぁ…
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    ひねくれ具合も超一休もとい超一級

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ぶつだけで済ませてくれるなんてこの士は余程の人格者なのだなあ

  3. 人間七七四年 | URL | -

    でもリアル一休さんパンク僧侶を装いながらも何だかんだで荒れた寺の復興とかまっとうにやってるからな

  4. 人間七七四年 | URL | -

    竹中半兵衛「少しぐらい小便をかけられたくらいで怒るとは大人気ない」

  5. 人間七七四年 | URL | -

    重門「今日の父上は機嫌が良さそうなので厠に行ってきます」

  6. 人間七七四年 | URL | -

    一休さんはガチのショタコンで本心からのお礼だったのに、心の汚れた人間が誤解しているだけかもしれんぞ

  7. 人間七七四年 | URL | -

    昔話や童話にオチや教訓を求める人と同じくらいめんどくさい

  8. 人間七七四年 | URL | -

    一休さんは童に意趣返ししたかったわけではない。
    あえて悪事に褒美を与えただけ。
    禅機のある話だな。

  9. 人間七七四年 | URL | -

    >>人が通ったときにまた同じことをして銭を貰おうと待った。
    俺はどうやら皆と見る視点が違ったようだ
    俺はこのガキがよく連続で出せたなぁとか思ってしまったよw

  10. 人間七七四年 | URL | -

    アニメの一休さんなら和尚さんに怒られるやつだ

  11. 人間七七四年 | URL | -

    この話の一休、
    庶民の子供を小馬鹿にしてるよな。
    ここでカネ渡しときゃ、
    再犯してひどい目に遭うぞこのクソガキ、って。

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