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子のなき者はつる葉をも捜し求め

2019年01月24日 08:23

696 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/01/24(木) 03:48:09.63 ID:wqDfmpXE
子のなき者はつる葉をも捜し求め


(文禄四年)四月廿三日

太閤様(秀吉)は関白様(秀次)の此度の御嘆き(弟・秀保の死)を気の毒に思し召し様々なことを
仰せられたので、(秀次)は良きついでと思し召して
「脇(側室)に子がありましたが、太閤様がどのように思し召されるだろうかと思い
 御沙汰をしていませんでした」
と申し上げられると、(秀吉は)
「どうして左様のことを隠していたのか。めでたいことで言い分などない」
と仰せられた。

また(秀吉は)ついに北政所様(ねね)にも
「子のなき者はつる葉をも捜し求め養子にするが、幾人御子にしても満足することはないものなので
 (秀次の子について)不満はない」
と仰せられ、北政所様より(秀次の)内儀、大上様(日秀尼)、小少将*に(そのことの)仰せがあった。


――『駒井日記』

* 同一人物かは不明だが、秀次事件で同名の人物が秀次の妻妾として連座している。


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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    それくらい言いだしづらい雰囲気になってたのかねこの当時の秀吉は

  2. 人間七七四年 | URL | -

    まあどこに地雷かわからない上に本音が見えないからな

  3. 人間七七四年 | URL | -

    小少将というと四国の毒婦を思い出す我三好ファン。
    ポピュラーな名前だったのかしらん。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    側室ってのは、立場的には正室の家臣扱いで、その管理下におかれるのがこの時代の常識だったそうだ。
    なので正室の侍女に手をつけても、正室が関与する限り問題にはならないが、
    関与してない相手との子供は、浮気ということになって、かなり揉めたりするとか。
    この時の相手も、そういう正室が関わってない相手だったかもしれないね。

  5. 人間七七四年 | URL | -

    この場合は正室は関知してるけど義父の秀吉には知らせてなかったってパターンじゃないかね
    まぁ日記史料は作者が知ってて当然なところは省かれてるもんなんで、解釈が難しいが

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