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鶏鳴より取巻いて攻めれば

2019年02月18日 17:35

751 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/02/18(月) 00:37:47.82 ID:d2+p9LT9
鶏鳴より取巻いて攻めれば


信長公が山門(比叡山延暦寺)を攻めたとき、九月十一日には諸将に命じて既に攻めかかろうとしたが
護国公(池田恒興)が
「今日はもう日も牛の後に及んでいるので、(そのまま)夜になれば悪逆の衆徒が逃げてしまうでしょう。
 明日鶏鳴(午前二時ごろ)より取巻いて攻めれば、一人も生き残らないでしょう」
と言われたので、もっともだということでその日の戦を止められた。

さて夜半よりあんなにも大きな比叡山を隙間なく取り巻いて、四方の手合いが合図の法螺を吹き立てると
一度に閧をドウとあげて攻め、山門もここを専らと防戦したものの、四方八方より焼き立てたので
ついに(延暦寺は)根本中堂を初め一宇も残らず灰燼となった。

(諸将は)老僧児童の首をはねたり生捕りにしたので、猛火の中に飛び入って焼死する者も多かったという。


――『池田家履歴略記』


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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    あえて逃げ道を作ることで抵抗を弱く…
    なんて考慮はしなくて良いんだな

  2. 人間七七四年 | URL | -

    >>四方の手合いが合図の法螺を吹き立てると
    バジリスクタイムだ!

  3. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    光秀「水のようにーやさーしーくー」
    秀吉「花のようにーはげーしーくー」
    恒興「ふーるーえるーやーいーばでー」

    踊る弥助。

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