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故に良将はかならず軍を監督し

2019年03月10日 21:33

779 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/03/10(日) 09:15:15.13 ID:7JNEY6op
上杉謙信が自ら兵一万余りを率いて越中に入り、柿崎和泉(景家)に命じて、別将を副えて
辺塞を攻めさせた。ここから引き取る時、敵将が出てきたためこれと戦った。
この時柿崎の従兵である大川十郎は、左の腕を射抜かれたその矢も抜かず、取った頸を掲げて
柿崎の前に来た。ところがこの時、柿崎は大川を怒鳴りつけた

「お前は元より頸一つを取りかねるような者ではない!どうしてこの程度のことを誉れとするのか。
お前はまた、矢一筋くらいで弱るような者ではない。どうしてそんな事を勇だと思っているのか!?
一歩でも進むべきところを、知らないのか!」

そう辱めた。このためこの戦で士卒頸は斬捨てとなり、柿崎の軍は大いに苦戦した。

首級を置いて闘撃を先とする時は、功名の先後が転倒してしまう恐れがある。これは武士が怨みを
含む端緒となる。だからといって、ただこの恐れを無いようにした場合は、戦いに集中すべき場所を
引いて闘撃を止め、首級を貪ろうとする場合もある。こちらは兵勢が挫かれる基となる。

これ故に、良将はかならず軍を監督しこれを正すのである。

(武将感状記)



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    首を討っても手柄にならないからみんなやる気無くなっちゃって苦戦したのかな

  2. 人間七七四年 | URL | -

    柿崎さんは良将ではなかったと

  3. 人間七七四年 | URL | -

    苦戦ってめっちゃ頑張って戦ったって意味だぞ。
    だから柿崎さんの喝が効いたいい話だと思う。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    >>3
    >苦戦ってめっちゃ頑張って戦ったって意味だぞ。


    苦戦と言う言葉をそう用いるとは初めて聞いたわ。

  5. 人間七七四年 | URL | -

    江戸時代特有の分かったような分からない理論

  6. 人間七七四年 | URL | -

    鉄砲の場合は手柄ってどうするの?

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※4
    すまん、書いた人が現代的な意味で書いてたなら俺の間違いだわ。
    ただ、昔の文だと悪戦、苦戦、苦闘は苦しい状況で必死に戦って勝った、守り切ったってコンテクストで使い、褒めてる事が多い気がする。

  8. 人間七七四年 | URL | -

    ついに和泉守の武辺話が聞けると思ってたのに
    もう本当に心底、ガッカリです

  9. 人間七七四年 | URL | -

    確かに、「首も取らずに戦ったら劣勢になった」て言ったら意味通らないから、※3の解釈の方が合ってる気はする

  10. 人間七七四年 | URL | -

    ※9
    そう辱めた。このためこの戦で士卒頸は斬捨てとなり、柿崎の軍は大いに苦戦した。


    この文章の流れとその後に首は斬り捨てとなる場合のことや良将の心得の様なことが説かれている辺りも加味したらちょっとそうは思えないのだが…
    後、ソースが悪い話に投稿されているのを見てもここで言う苦戦は※7の言う用い方ではないとも思う。
    個人的には文字通り柿崎の叱責とその後の判断ミスから来る苦戦の逸話だと感じた。

  11. 人間七七四年 | URL | -

    ※10
    その読み方は無理があるような...

  12. 人間七七四年 | URL | -

    どうかね?流れはこうじゃないのかな?

    負傷しながらも敵の首取って来た兵を大将が叱責し辱めた。

    以後その戦では首斬り無し(敵兵を討っても首による手柄は無い)

    苦戦(兵士はやる気無くして苦戦した)

    こう解釈した上でこれについて、首級を置いて〜の項で良将がやるべき事について説明されていると考えたんだが、※3の言う

    苦戦ってめっちゃ頑張って戦ったって意味

    の解釈の方が正しいのか?そりゃまあ首に見向きもせず遮二無二戦わせるなら効率は良さそうだけど、それなら苦戦なんて書く必要があるかなと思うんだけど。
    そもそも苦戦が※7の言う様な褒める為に用いられた文章を見た事が無いから自分にはちょっと分からないです。

  13. 人間七七四年 | URL | -

    皆が解釈に苦戦しております

  14. 人間七七四年 | URL | -

    そのあとの「首級を置いて闘撃を先とする時は」云々からすると頑張って戦ったって意味かなあと思う

  15. 人間七七四年 | URL | -

    同じ話でも結果と結論が違うなんてのも逸話ではよくある話ですし


    私が昔聞いた話だと柿崎が上手く統率した話でしたね

  16. 人間七七四年 | URL | -

    ※14
    首級を〜以降のくだりはこの戦の過程や結果、柿崎さんの戦果についてではなく、そう言う戦になった際においての良将が取るべき行動についての事だと思うが

  17. 人間七七四年 | URL | -

    *3書いた者だけど、気になって調べてみた。長文失礼。
    原文では「此の故に士卒首は斬棄てにして殊に苦戦す」
    漢文のコンテクストで書いてるから、苦戦に、失敗とか
    判断ミスとかマイナスの意味はない。
    例えば杜甫の兵車行には「況や復た秦兵は苦戦に耐え」の句があって、
    「ましてや秦の兵士は苦しい戦いによく耐える」の意で、
    苦戦はそのまま苦しい戦いでニュートラルなニュアンス。
    本朝文粋の巻三、大江朝綱の論運命では
    「李将軍の苦戦殊績、封候に遇わず」で
    「(顔回は賢人なのに夭折し、鄭玄は大学者なのに七十になってやっと秀才になれた)
    李広は苦戦して大功を挙げたのに諸侯に封ぜられなかった」
    で、この苦戦は「苦しい戦いを戦い抜いた=力戦した」でプラスのニュアンス。
    だからこの逸話も、「このために雑兵の首は斬棄てにして甚だ奮戦した」
    で褒めてるんだと思う。
    あと、国会図書館のデジタルコレクションの武将感状記のp118に
    「謙信の一の先手柿崎和泉越中に在城す。戦うごとに強きを破り堅きをくだくの功、
    たぐい少なき猛将なり。」ってあるから、褒めてるでいいんじゃないかな。

  18. 人間七七四年 | URL | -

    ※17
    出展サンクス。

    「謙信の一の先手柿崎和泉越中に在城す。戦うごとに強きを破り堅きをくだくの功、
    たぐい少なき猛将なり。

    このくだり自体はまごう事なく柿崎さんを褒めた言葉だと思うんですが、
    本朝文粋が書かれた時期とと武将感状記の書かれた時期って800年か近く離れてると思われる事から苦戦=と、李広のくだりとかは
    苦戦=頑張った

    ではなく、
    苦戦した末に得た功績
    と言う感じなんで、ニュアンス的に苦戦=頑張ったと捉えるのは如何かなと感じました。秦のくだりは書かれている通りと感じます。

    武将感状記原文の
    「此の故に士卒首は斬棄てにして殊に苦戦す」

    に関しては【殊に】の用法を考えると、苦戦=頑張った だと、意味が合わなくなる気がします。

    それぞれ時代の違いや和漢文の違い、付いている枕詞を考えると苦戦=頑張った、力戦した。の意で捉えるのは少し無理が生じるのではないでしょうか?

  19. 人間七七四年 | URL | -

    ↑殊に苦戦す=非常に頑張った、で意味が合う気がするんだけど
    「苦戦殊績、封候に遇わず」も「苦戦も殊績も封侯をもって処遇されなかった」と読めるような
    ともかく、河越夜戦で北条方が首級を取らないことを示し合わせて大戦果を挙げる話があるくらいなので、他に理由も書かずに「首取らずに戦ったので不利になった」て明らかに変だと思うのだが

  20. 人間七七四年 | URL | -

    それと、「辱めた」の語に惑わされてる人多いみたいだけど柿崎は大川をすごい持ち上げてるからね?怒鳴り口調でもこんだけ褒めちぎられたら悪い気しないと思うし、そこからの流れで「苦戦した(現代の意味で)」て結論は腑に落ちない感じがする

  21. 人間七七四年 | URL | -

    素直に「苦労した」って読めばいいのに苦戦って言葉ひとつの中に無理矢理褒めるニュアンスをねじ込もうとしてる人がいるから話がややこしくなってる。

    原因:これこれな理由で首をうち捨てにすることにしました。
    結果:苦しい戦いになりました。
    教訓:報いなしで頑張れって強要するのはよくないね。

    それだけのことじゃん。

  22. 人間七七四年 | URL | -

    歴史界隈ではよくあること
    そして学者界隈でもよくあることなのである

  23. 人間七七四年 | URL | -

    皆自分の意見を正しい物として他人に認めさせたいのはどうしようもない人間の佐賀よね

  24. 人間七七四年 | URL | -

    ラスボス「正しさなんぞくれてやる。でも統一するのはワシな」

  25. 人間七七四年 | URL | -

    首級を取らなくても敢闘するように良将(柿崎)がうまく誘導したいい話じゃないの?

  26. 人間七七四年 | URL | -

    >>25
    その解釈が別れてるのよ。
    ちなみにこの逸話自体は悪い話スレに投稿されているのね。

  27. まとめ管理人 | URL | -

    原文はこちらですね!
    h ttps://i.imgur.com/rphGyZ2.jpg
    ご参考に

  28. 人間七七四年 | URL | -

    ※25
    ちゃんと説明されれば納得するけど
    相手方の示した根拠はほったらかしたままねじ込みとかこき下ろしておいて、自分はただの空想振り回してるような奴の話受け入れられるわけない

  29. 人間七七四年 | URL | -

    ※21
    もともとが劣勢なのに結果も苦しい戦いにじゃ話がおかしくない?

  30. 人間七七四年 | URL | -

    >>28
    21じゃないけど、元々劣勢ってどこを読んでそう判断したの?

  31. 人間七七四年 | URL | -

    解釈が割れてるも何もないだろ。一人がごり押ししてるだけ。
    褒めてる風に読みたいから苦戦って言葉はこうやって解釈しよう、って論のどこに正当性があるというのか。

  32. 人間七七四年 | URL | -

    斉藤山城の戈話もそうだけどさ、議論の体をなして置きながら自分の考えを披露したいだけの自己満足で
    語る人多くなってないかな?
    どれだけ他の人が意見してくれても、結局自分で出した答えや望んだ受け答え以外受け入れないなら、
    本スレに行くか逸話ブログから出て行って欲しいわ

  33. 人間七七四年 | URL | -

    大川十郎でぐぐってみれば?

  34. 人間七七四年 | URL | -

    守護霊が出てきたわ

  35. 人間七七四年 | URL | -

    江戸時代から意味の変わった言葉なんかいっぱいあると思うが、なんでそんな自信もって否定できるのかわからん。「一人がごり押し」も間違ってるし…(少なくとも※17と※19は別人)
    それに苦戦の解釈にかかわらず、首斬り捨てはそういう空気になって兵が自発的にやったとしか読めないから、
    >教訓:報いなしで頑張れって強要するのはよくないね。
    これはないってのは確実だと思う。

  36. 人間七七四年 | URL | -

    ※31 一応言っておくと、私が書いたコメントは3、7、17だけだよ。
    だから私以外にも現代的な意味の「苦戦」だとおかしいと思ってる人はいるんじゃないかな。

    ※17の人は※31とは別人で真摯に疑義を呈されているようだからお答えします。
    引用した文粋は、デジタルコレクションに「本朝文粋註釈」のタイトルで収録されていて、引用個所は416ページ、コマ番号217です。
    李将軍云々の後文は省略しましたが、引用すると、「揚執戟の博物奇才、長く下位に疲れたり」で、李広の苦戦殊績が揚雄の博物奇才と並列されています。優れた徳業、学殖の持ち主がそれに見合った果報を得なかった、の流れで書かれているので、苦戦殊績、博物奇才は評価されるべき美点として挙げられています。
    苦戦のみを、現代的な「作戦ミスや油断で苦戦した」の意味でとるのは漢文の読みとしてはまず無理だと思います。
    また、苦戦の字義の詮索は措いて、感状記の原文を読んだ場合でも次のように読むべきだと思います。
    結尾の「首級を措きて…之を規す」は「首を取らずに戦いに集中すると(誰の手柄かわからなくなり)功績の大小が分からなくなる。これは部下が不満を抱く端緒となる。かといってそれを恐れて(首を取るのを優先させれば)専ら戦いに集中すべき場所を離れて首を取ることに夢中になる。これは敗勢に陥る原因となる。だから良将は自軍をよく監督し(どちらか一方に偏りそうになったら)修正する」の意味だと思います。
    冒頭に敵の国境の砦を攻めたが落とせず引こうとしたら敵将が打って出てきた、と書かれているので、大川は追撃する敵を討って手柄を報告しに最前線を離れて大将である柿崎の下に戻ってきた。これは追撃してくる敵を迎え撃つため戦いに集中すべき場を離れたことになる。だから柿崎は「お前はその程度を手柄とするようなつまらない男ではない(なのに手柄を報告しに戻ってきた)。お前は少しでも(敵に向かって)進むべき場があることを知らないのか(お前が離れた最前線がそういう場であることがわからないのか)」と叱った。そのために「柿崎軍の兵士たちは首を取らずに大いに苦戦した」となっています。
    苦戦を奮戦・力戦の意に取れば、部下たちが手柄を優先しそうになるところを柿崎がうまく𠮟咤激励して修正し、その結果兵士が奮戦したと無理なく理解できますが、現代的な悪い意味の「苦戦」で理解しようとすると、原文には全く無い「部下がやる気を失った」などの補足を加えなければ意味が通じなくなります。
    筆者が意図したか定かでない意味を一語に読み取ろうとして、全文の意味を理解しようとするのは無理がないでしょうか?

    もし※31と※17が同じ方なら、私ではない人のコメントに憤慨されたのだろうと思いますが、このような匿名の場で議論しようとした私に非がありますのでお許し下さい。

  37. 人間七七四年 | URL | -

    間違えた。
    ※36で書いた「※17の人」、「もし※31と※17が」はどっちも※18です。
    なんで自分にレスしてんだろ…

  38. 人間七七四年 | URL | -

    ※3読むまで「なんだこの文、意味通らへんわ」て思ってたんだよね。苦戦の語に否定的なニュアンスがないって補足だけで、すっきり読めるようになる。勉強になりました

  39. 人間七七四年 | URL | -

    ※3無くとも普通に意味分かったけどね〜

    ※35
    苦戦と言う言葉の意味自体は過去も現在も変わってないと思うけど?

  40. 人間七七四年 | URL | -

    元々、投稿した人が悪い話スレに書き込んでる時点で柿崎を誉める内容として捉えてなかったのは明らかだと思うわ。
    苦戦を頑張った、誉め言葉だなんてのは米3の個人的新解釈でしかなかろうもん

  41. 人間七七四年 | URL | -

    ※40
    なんで典拠まで示してる※3に対しては個人的新解釈とかこきおろすのに、投稿主の解釈は絶対に正しいと思うわけ?自分にはもう投稿主が解釈間違ったとしか思えないけどね。もちろんこんなのは恥ずかしい間違いじゃなく、自分が投稿しても間違うと思う

  42. まとめ管理人 | URL | -

    そろそろ落ち着きましょう

  43. 人間七七四年 | URL | -

    そもそも大事なのは、その逸話の意味じゃなくて主さんがどう解釈するかじゃないのかな?
    ここでいくら言い合った所で、主さんの意思を尊重してない時点で駄目でしょ!

    例えAさんが「それは違う」と言っても、Bさんが「こう思っている」と言う状況を無視するの?
    私には結局上で書かれている通り、我を通したいだけにしか写らないのだけど?

  44. 人間七七四年 | URL | -

    ※41さん
    擁護は嬉しいのですが、これ以上の反論は管理人さんに迷惑をかけてしまうのでお控えになった方がよろしいかと…
    私としては見苦しい長文に、勉強になったと仰って頂けただけで十分です。

  45. 人間七七四年 | URL | -

    ここのコメント読んでなかったら一生知らずに畢わってたかも、と思います。
    嫌な思いなさったでしょうが、また教えてください。ありがとうございました

  46. 人間七七四年 | URL | -

    私も三田村鳶魚に感状記に触れた文章があるのを初めて知り、勉強になりました。ありがとうございます。

  47. 人間七七四年 | URL | -

    昔と今とで単語の意味が変わってしまったせいで混乱する例はけっこうある。「笑止」とか。
    ttp://iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-6891.html
    「苦戦」もその類なんだろうな。

  48. 人間七七四年 | URL | -

    苦戦の意味とか何でここで意味の議論とかしているの?本スレでしないと意味無いだろ?

  49. 人間七七四年 | URL | -

    意味あるだろ

  50. 人間七七四年 | URL | -

    「敵兵を討っても首による手柄は無い」=「首と関係ない評価によって恩賞が出る」だからね。やる気なくしてる場合じゃない
    まあ、「怒鳴られて頑張ったいい話」なんか耐え難いって人なんだろうね。そんな人が中世の逸話漁るのは自殺行為みたいなもんだと思うけど

  51. 人間七七四年 | URL | -

    ※49
    結果的に「俺の意見こそが正しい」の言い合いだぞ
    その自称「意味ある行為」がブログコメント欄が荒れるほどのことなのかってことだよ
    元は本スレの話なんだからそっちで議論してよ、スレ主に指摘するなりすれば解決した問題だ
    勘違いにも程がある

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