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総じて名物の兜というものは

2019年03月19日 15:39

732 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/03/19(火) 09:08:49.07 ID:2YlsPBCU
武隠叢話巻八に曰く、細川三斎(忠興)に奉公していた老人の牢人が京にあったが、彼の物語によると、
摂津国に一ノ谷、二ノ谷と並ぶ峠があり、一ノ谷のある場所を鐵蓋ヶ峯といった。

美濃菩提城主・竹中半兵衛重治の兜は「一ノ谷」と云い、明智左馬助秀俊の兜は「二ノ谷」といった。
これは一ノ谷の兜に推し並ぶ名物であるということで二ノ谷と云い、柴田伊賀守勝豊の兜は
「鐵蓋ヶ峯」と云った。これは「一ノ谷より上手」という事である。

総じて名物の兜というものは、浦井(浅野?)若狭守の水牛、黒田長政の大水牛、日根野織部(高吉)の唐冠、
原隠岐守(長頼)の十王頭、福島正則の四段鹿角、本多中書(忠勝)の忠信が兜(佐藤忠信の兜であり秀吉より
賜る)、蒲生氏郷の鯰尾、伏木久内の割蛤、三斎(細川忠興)の山鳥、竹中半兵衛(重治)の一ノ谷、
明智左馬助の二ノ谷、柴田伊賀守の鐵蓋ヶ峯、矢田作十郎の鯉冑、武田信玄の諏訪法性、秀吉公の八日月、
台徳院殿の御召になった角頭巾御冑、これらが隠れなき名物と呼ばれるものである。

加藤清正の長烏帽子、藤堂新七(良勝)の帽子なども、世に名高き兜である。

(安斉随筆)



733 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/03/19(火) 10:39:33.59 ID:1G6dHz3g
5行目までが浪人の語った話ってことでいいのかな?
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    老人の浪人の物語がなんかツボった

  2. 人間七七四年 | URL | -

    当時の鎧兜のデザインって西洋甲冑は勿論、現代の創造物にも負けない素晴らしい物ばかりですよね?
    やっぱり武士は戦場で目立たないとならないと言う部分があるからでしょうが、ちゃんと防御力も忘れず
    両立させているのが凄いと思う。
    しかも、前線に出る場合は実用的且つ地味タイプも用意する事もあるってのが更に現実感がある。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    「総じて名物の兜というものは」と来て名物の列挙だけってちょっとガクッと来るw
    これこれこういうものだと何か理由みたいなことを言い出すのかと思ったわ

  4. 人間七七四年 | URL | -

    伏木久内って誰だ?と思ったら姉川の戦いで信長から感状を賜った人だった。
    高天神城主小笠原長忠の配下だそうで。

  5. あ | URL | -

    割蛤ってどんなデザインかと思えば残ってんだね。
    想像したのより可愛い耳だった。

  6. 人間七七四年 | URL | EybeWf1w

    ウサ耳サイコー!

  7. 人間七七四年 | URL | -

    忠勝のが鹿角の兜じゃなくて忠信兜なのに違和感が。
    確かに骨とう品としての価値はあろうが…

  8. 人間七七四年 | URL | -

    ????「俺の毛虫兜も天下の名物だろう?伊達だろう?」

  9. 人間七七四年 | URL | -

    ※8
    坂東太郎「ところでこの毛虫を見てくれ、どう思う?」

  10. 人間七七四年 | URL | -

    ※9
      彡⌒ミ
     (´・ω・`) 凄く….フサフサです…

  11. 人間七七四年 | URL | -

    ※10
    片桐且元「また毛虫の話してる・・・。」(総黒熊毛植兜)

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