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三斎は刀を取り、御屋形を抜き打ちに

2019年04月13日 21:37

852 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/04/13(土) 19:26:00.37 ID:IjfD7tgB
丹後には一色という屋形(一色義定)あり。信長は天下を得て後、細川幽斎に丹後一国を与えた。
一色を幽斎の婿にして、幽斎の所領内に僅かな領地を与え、弓木という城に居住させた。

信長死去の明日に三斎(細川忠興)は御屋形を呼び寄せ、手討ちにして城をも取った。御屋形は
三斎の姉婿である。

その時、米田監物という者は刀を持って来て、誤って三斎の右側の傍に置いた。三斎が刀を取る
のに利便が悪く、米田は悟って傍へ行くついでに過ちを装って足で刀を蹴り、取り直す様子で左
の傍に置いた。

そして盃酒の間に三斎は刀を取り、御屋形を抜き打ちに斬ったという。

――『老人雑話』



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    なんで家来にやらせないで自分で切るんだ?

  2. 人間七七四年 | URL | -

    庭師「あの人は」
    坊主「手打ちが」
    下人一同「趣味なんです。」

  3. 人間七七四年 | URL | -

    >その時、米田監物という者は刀を持って来て、誤って三斎の右側の傍に置いた。

    そういえば横綱土俵入りのとき、太刀持ちって右手にいるな
    不便じゃないか

  4. 人間七七四年 | URL | -

    「過ちを装って足で刀を蹴り」
    いいのか?こっちが手打ちになりそうだが…

  5. 人間七七四年 | URL | -

    後の家老の不調法である。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    刀をあえて不便な位置に置くことで
    いきなり斬りかかったりしない意思表示にするんだったような

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    イエズス会によればこの時代の領主は自分の手で人を処断することを誇りにしていたそうな

  8. 人間七七四年 | URL | -

    ※7
    多分そういう価値観が一般的だったんだと思うが、一方で部下を手打ちにしたことがないのを自慢する人もいるよね。
    個人的に戦国時代は両極端な価値観が併存してる所が一番興味深い。

  9. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    祐直「命は惜しめよ」

  10. 人間七七四年 | URL | -

    こんなキリングマシーンの大名が
    茶室では帯刀もせずに大人しくしてるんだから不思議

  11. 人間七七四年 | URL | -

    むしろ普段は短気で自ら手打ちも辞さない様な人だからこそ茶の湯で心を休めていたのでは

  12. 人間七七四年 | URL | -

    ※3
    相撲の土俵入りは元々奉納のための儀式だから、神様から見て左手に刀を持ってるので正解。
    自分の左手に置くと神様に挑む儀式になっちゃう。

  13. 人間七七四年 | URL | -

    ※12
    現代人はカメラを通して文字通り神の視座にいるんやね

  14. 人間七七四年 | URL | -

    ※11
    正則「利休怖い利休怖い利休怖い」

  15. 人間七七四年 | URL | -

    ※4
    三斎さんは2回までなら許してくれるから…

  16. 人間七七四年 | URL | -

    ただし嫁が絡むとワンナウトチェンジです

  17. 人間七七四年 | URL | -

    刀を体の右側に置くのは敵意が無いことを示すための普通の礼

    ただ暗殺しようってときには当然不便だ

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