FC2ブログ

「宇喜多の狐憑き」について、甲子夜話

2019年05月25日 19:26

64 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/05/25(土) 09:39:09.14 ID:rLzlw2E3
『雑談集』に曰く、宇喜多中納言秀家は備前一ヶ国の太守であったが、故あって一人娘(実際には妻の豪姫)に
妖狐が憑いて、様々なことを尽くしても退かず、このため秀家も心気鬱して出仕をも止めてしまった。

これを豊臣秀吉が聞かれ、かの娘を城へ召し、速やかに退くよう命を下すと、狐は忽ち退いたという。
かの狐は退く時このように言った

『我は車裂きの罪に逢うとも退くまじと思っていたが、秀吉の命を背けば、諸大名に命じ、西国、四国の
狐まで悉く狩り平らげるという心中を察したが故に、今退くのだ。我のために多くの狐が命を亡くすこと
如何ともしがたき故なり。』
そう涕泣して立ち去ったという。

翌日、秀家は礼射として登城し、その始末を言上した。秀吉は頷いて微笑したという。
(巻二十二・十九)

安芸の宮島には狐憑きというものが無く、また他所にて狐に憑かれた者をこの島に連れて来ると、
必ず狐が落ちる。また狐憑きの人を、この社頭の鳥居の中に引き入れると、苦悶大叫して即座に狐は
落ちる。霊験かくの如しで、近頃私(松浦静山)の小臣も、これは実説であると言っていた。

これによると、昔宇喜多氏の女が蟲狐が落ちず、太閤秀吉が西国四国の狐狩りをせんと言ったという話は
疑わしい。宇喜多氏の領国である備前と宮島はさほど離れていない。であるのに秀家は鼻の先程の場所にある
霊験を知らずに、憂鬱に日を重ねていたことに成る。実に訝しい。(巻二十二・二十九)

(甲子夜話)

「宇喜多の狐憑き」についての甲子夜話の記事



65 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/05/25(土) 10:53:54.78 ID:pkUWqy7a
狐のくせに四国には狐がいないを知らないとか

66 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/05/25(土) 11:07:47.02 ID:SLI61bsq
>>64
>蟲狐
なんかすげー怖い…。

67 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/05/25(土) 11:19:44.25 ID:8K1a1MKB
こきつね
スポンサーサイト





コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    四国に狐居ないの?

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    妖怪的な意味での狐は狸に負けていないとされている。生物としての狐はいる。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    一方出羽には重さ何貫もの鉄棒を振り回す狐がいた

  4. 人間七七四年 | URL | -

    ※3
    しかも鮭が好物

  5. 人間七七四年 | URL | -

    河野の奥方に化けて大迷惑をかけた後、『瀬戸の海に鋼の橋がかかるまで四国に足を踏み入れない』という誓約を弘法大師と交わしたそうです。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    狐、狸が妖怪変化になるのは中国文化の影響だろうか
    どっちもあんなにモフモフして可愛いのに

  7. 人間七七四年 | URL | -

    ※6
    でも野生動物は色々病気持ってる事があるから無闇に触っちゃ駄目だぞ☆

  8. 人間七七四年 | URL | -

    ハクビシン騒動で野生動物の狂犬病の問題が提起されたけど
    狐はイヌ科だしキャリアになる可能性あるよな

  9. 人間七七四年 | URL | -

    キツネのペット化は大変な苦労の元でないと不可能だからね。だからせいぜい金持ちの家と動物園しか居ない。
    にしても、秀吉ならキツネを皆殺しにしても可笑しくないと言う認識を持たれているのが印象的。
    相手はネズミなのにw

  10. 人間七七四年 | URL | EybeWf1w

    稲荷を脅迫したやつだよね?
    若い頃は稲荷参拝に勤しんでいたらしいけど、なんで脅迫に走るんだ

  11. 人間七七四年 | URL | -

    キツネ憑き

    がストレスによる錯乱、
    もしくは性的欲求不満なのだとしたら…

    若い秀家にはそのテクがなく、
    秀吉お得意の房中術で解消してあげた、
    という…

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://iiwarui.blog90.fc2.com/tb.php/11954-5fa6b14c
この記事へのトラックバック