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滑稽さにおいて幽斎はその姿を得た達人である

2019年08月17日 17:01

325 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/08/17(土) 10:41:04.88 ID:+dFIgXP4
私(根岸鎮衛)のもとに来る正逸という導引(あんま)の賤僧がおり、もとより文盲無骨で
その言うところも取るに足りないわけだが、その彼が有る時咄た事に

「太閤秀吉の前に細川幽斎、金森法印(長近)、そしていま一人侍していた折、太閤曰く
「吹けどもふけず、すれどもすれず、という題にて、前を付け歌を詠め」
と有った

ある人は
「ほら(法螺)われて 数珠打きつて力なく するもすられず吹も吹かれず。」

金森法印は
「笛竹の 割れてさゝらに成もせず 吹も吹かれずすれどすられず。」

そう詠んだ。秀吉が「幽斎いかに」り聞いた所、
「何れも面白し。私が考えたものは一向に埒なき趣で、これを申すのも間の抜けた事ですが、
このように詠みました。」

「摺小木と 火吹竹とを取りちがへ 吹もふかれずするもすられず」

そう詠じたという。滑稽さにおいて幽斎はその姿を得た達人であると見えるが。この事は軍談の書や
古記にも見当たらない。私の目の前にいる賤僧の物語であるので、その誤りもあるのだろうが、
聞いたままを記しておく。

(耳嚢)



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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    アヘアヘ駄洒落おじさん

  2. 人間七七四年 | URL | -

    幽斎に、結局和歌の技巧って駄洒落っすよねwとか茶化したら笑いながら骨砕かれそう

  3. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    本当にやりかねないと思わせる逸話が幾つかありますねぇ

  4. 人間七七四年 | URL | -

    幽斎「『古今伝授』と書いて、『男爺寺羯愚』と読むぅ!」

  5. 人間七七四年 | URL | -

    和歌の神髄は筋力だった…?

  6. 人間七七四年 | URL | -

    幽斎先生ってマジで出来ないことがなさそう
    まさにザ・万能人間だな…

  7. 人間七七四年 | URL | -

    幽斎先生が一番苦手なのは、家族に対する愛情表現。

  8. 人間七七四年 | URL | -

    ※2
    これは牛殺しの與一郎

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