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白河小峰城のおとめ桜

2019年11月19日 17:37

584 名前:人間七七四年[] 投稿日:2019/11/18(月) 20:54:34.23 ID:R9xUvLnM
寛永の話ではあるが、まだ出ていない話の様なので白河小峰城の人柱の話をば….

白河小峰城のおとめ桜

初代白河藩主、丹羽長重は白河藩主として赴任した後、幕命で白河小峰城の改修を始めたものの、ある一角の石垣だけが何度工事しても崩れてしまう。
工事が進まず困った作事奉行の和知平左衛門は合議の末に人柱を立てる事に決め、身分の上下老若男女問わず、次に城門の前に現れた者を人柱とする事に定め、城門に訪れる者を皆で待つ事にした。
すると、1人の娘が城門に近づいて来るのが見えた。何とそれは当の作事奉行・和知平左衛門の娘「おとめ」であった。
仰天した和知平左衛門は
「おとめー!来るな!!来るな!!!」

と必死に身振り手振りで娘がこちらに来ない様に合図を送ったが、父親に会う為に城へと向かっていたおとめは父の合図を早く来いと言う合図と勘違いし、逆に城門へと向かってしまい、
こうして人柱にはおとめがなる事が決まり、それを告げられたおとめは驚き逃げ出したが、遂には捕まってしまい人柱とされてしまう。
この後、工事は無事成功したものの、>>581に書いた様におとめが藩士に追われ捕まった場所は「追廻」と言う地名として今も名を残し、
人柱にされたおとめを哀れんだ人々はおとめが人柱として埋められた場所に桜を植え、おとめ桜と呼んでその死を悼み供養したと言う。
なお現在のおとめ桜はこの際植えられたものが戊辰戦争で焼失した為2代目であると言う。

http://shirakawa315.com/sightseeing/post_43.html

白河観光協会のホームページ他参考にまとめました。

585 名前:人間七七四年[] 投稿日:2019/11/18(月) 21:04:39.46 ID:R9xUvLnM
追記 おとめ桜の話は竹中直人がこの作事奉行・和知平左衛門役で数年前に短編映画化されたそうな。

https://eiga.com/news/20160828/6/
https://youtu.be/bDxtGQMmJd0



586 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/11/18(月) 21:05:18.21 ID:EOdgOTzr
事なかれ主義は昔からか

588 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/11/18(月) 21:31:24.22 ID:Z4HZ3/VQ
旧約聖書の士師記のエフタの話でも
戦争に勝って凱旋帰国する時にユダヤ人の指導者のエフタが
「神よ、帰った時に私を一番最初に出迎えた者をあなたに捧げましょう」
と誓ったところ、出迎えに出たのが自分の一人娘だったために泣く泣く犠牲に差し出した
って話があったっけ。

589 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/11/18(月) 21:36:04.12 ID:Z4HZ3/VQ
まとめの5102
世禰(よね)姫

だと太田道真の娘(道灌の姉妹)が生贄になった話があるな

590 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/11/18(月) 22:07:32.12 ID:J67dMudt
工事がうまく行かないなら神主読んで地鎮祭でもすればよかろうもん
やってもだめで最後の手段が人柱なのか

595 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/11/20(水) 10:18:36.31 ID:E3OwGiOx
追廻って城前の馬場のことでしょ
そこに人柱の話が混ざっちゃったのかな

597 名前:人間七七四年[] 投稿日:2019/11/21(木) 09:28:57.17 ID:Av9/D6vT
>>595
火のない所に煙は~って言うけど、或いは福山藩みたいに前の藩主家の遺徳を消すための意図的なマッチポンプとか風説の呂布とかかもね。
とは言え記録として当事者の名前も残ってるし、やはりこじ付けの線もなきにしもあらずか。

598 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/11/22(金) 02:55:36.03 ID:jkB1AxvD
風説の呂布だと噂が1日に千里駆けめぐりそう

599 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2019/11/22(金) 14:27:26.92 ID:Qpp5OHLL
呂布の武勇はは風説に過ぎなかったと…
まあたしかにそんな感じだけど
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    幸か不幸か天守台付近の石垣は震災による崩落は免れていました。未だに東日本大震災の爪痕が残る白河小峰城ですが、また見学に行きたい良い城です

  2. 人間七七四年 | URL | x0g92yAY

    Googleマップで地名調べたけど、この「追廻」って、城下によくある、中央に細長い土手を作ってぐるぐる回れるようにした「追廻馬場」のことじゃないのかなぁ。
    人柱の事実はともかく、地名についてはこじつけの感じがする。

  3. 人間七七四年 | URL | -

    >工事がうまく行かないなら神主読んで地鎮祭でもすればよかろうもん

    人柱ってのは神様がいない場所に神様を作る儀式だからね。
    地鎮祭はその土地の地鎮神に祈りをささげるものだけど、神様がいないんじゃあ意味がないからまず神様を作ってから鎮めると。
    普通に考えれば、本人の意思無視してるから悪神が生まれそうなもんだけど、日本の場合強力な祟り神ほど鎮めれば強力な守護神になるって考えだから無問題というひどい儀式。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    まちがいなく人柱です、てのは実際のところどれくらいあるんだろな

  5. 人間七七四年 | URL | -

    おいし観音。

  6. 人間七七四年 | URL | -

    日出城。実際にそれらしき棺と人骨、副葬品が出土してる。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    上越の人柱
    tps://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/itakura-ku/itakura-ca-19.html


    江戸城も関東大震災の際に伏見櫓の辺りから16体くらい人骨が見つかってるけど、人柱では無く、家康入城以前の寺院の墓地のもの?とされてるそうな。
    沢山のタコ部屋労働者の遺体が見つかった常紋トンネルも人柱に分類されてるけど、それはご遺体を粗末に扱っただけじゃないかと個人的には思ってみたり…

  8. 人間七七四年 | URL | -

    >>「おとめー!来るな!!来るな!!!」
    >>父の合図を早く来いと言う合図と勘違いし
    ダチョウ倶楽部で再生してしまった・・・。

    この親父に対しては親心も感じながらも、でもちょっと卑怯臭さも感じてしまった。
    他人の子供なら同じ事したろうか?もし親が目の前に居ても、きっと問答無用で
    人柱にしたでしょ?

  9. 人間七七四年 | URL | -

    ※3 ※8
    結局、無駄無意味な生贄を止めさせる為に饅頭を生んだ諸葛亮に
    ン百年経ったにも関わらず追いつけなかったわけだ

  10. 人間七七四年 | URL | -

    その諸葛亮が居た国は1800年を経て、始皇帝やナ○スもびっくりの覇権主義や多民族廃絶政策に邁進するとんでも国家になっちゃってますけどねー

  11. 人間七七四年 | URL | -

    ※10
    そりゃ1800年も経てばいろいろなことが変わるからねえ
    なお、落ち目とはいえガチの覇権国家にいろいろやり過ぎた結果、経済戦争勃発して諸々フルボッコな模様

  12. 人間七七四年 | URL | -

    史記に既に人柱を無くす逸話があるから一種のテンプレな気もするが。

  13. 人間七七四年 | URL | -

    西郷四郎「会津藩おとめ武術」

  14. 人間七七四年 | URL | -

    なんで一々現代と絡ませようとするのかね?1800年前の出来事や概念が現代に通じるかっての?
    中国の事言うのなら、日本の今と1800年前の日本が果たして同じかな?

  15. 人間七七四年 | URL | -

    「落ち目とはいえガチの覇権国家」「経済戦争勃発して諸々フルボッコ」と聞いて清朝を思ったのは俺だけでいい

  16. 人間七七四年 | URL | -

    ※15
    西太后「全部無能な臣下共のせい、わらわは悪くない」

  17. 人間七七四年 | URL | -

    ※16
    丁汝昌「頤和園…」

  18. 人間七七四年 | URL | -

    ※14
    何キレてんの?

  19. 人間七七四年 | URL | -

    ↑こんな程度でキレると言うの?ならそう言うコメ自体が居るの?
    関係の無い事と結びつけてるから指摘入っただけでしょ?
    最近変な脱線コメントが多いな

  20. 人間七七四年 | URL | -

    ※19
    ※18みたいに時間差で吹き上がる変な人はほっとくのが作法だぜ
    ウンコに触るとウンコが付くだろ?

  21. 人間七七四年 | URL | -

    今ちょうどそのおとめ桜の前
    この話が出来れば嘘でありますように…
    ちなみに聖書のエピソードは、犠牲に差し出したと言っても人身御供ではなく、日本風に言えば巫女として働くよう捧げるって感じだね
    つまり、生涯結婚せずに神殿での務めを果たし続けると
    彼女は嘆く父に対して、神に誓った事なのだから守らないわけにいかない。ただ今夜は友達と共に処女のまま子を産まずにいる定めを泣き悲しませて欲しいみたいなことを言い、生涯神殿での務めを果たしたと記録されているね

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