FC2ブログ

三女神のお告げ

2020年01月12日 17:14

506 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/01/12(日) 14:02:57.54 ID:qMWUkP4N
天正三年二月中旬、宗像氏貞は家老の面々、吉田土佐守守致、許斐安芸守氏鏡、石松加賀守尚久、占部日向守惟安を
召して言った

「私はこれまでの年月、宗像三社建立の志を持っていたが、近年四海逆浪静かならず、凶器に財を尽くして
空しく時が過ぎてしまった。今年は先ず、田島の第一宮を修造しなければと思っており、近日中に、箱崎の
大工匠日高氏を召して、その事を図りたいと思っている。」
そのように議した。

その夜。氏貞の夢に宗像三女神が枕元に立たれ、
『異国船より来る宝があり、これを我等の心尽しとする。どうして嘆いているのか。』
と告げられた所で夢から覚めた。
氏貞は瑞奇の思いを成し、三社に参拝して、尚更の安全を祈った。

同年五月に、蛮船が宗像郡江口ノ浜に流れ来て、石松周賀がこの事を申し上げた所、氏貞は夢のお告げに等しいと
大いに悦び、石松周賀に命じて、その船の広狭を測らせた所、長さ二十八間、横十八間との事であった、
船中には人ひとりも無く、その積み来る所の財宝は、絹布、薬種など幾千万という数を知れぬ程であり、
急ぎ博多津の奥野惣兵衛、紙屋善兵衛という富者を召し寄せ、金銀に交換させた。そしてその金銀に寄って、
三社の修造は思いのままに経営出来たのである。

末世とは申せども、かかる不思議の神徳、誠に有り難いことである、。

(宗像軍記)


スポンサーサイト





コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    >長さ二十八間、横十八間
    こんなデブ船で外洋航海できんのかいな

  2. 人間七七四年 | URL | -

    ※1
    大丈夫、所々に覗き窓ついてるから(違

  3. 人間七七四年 | URL | -

    なんかサン=フェリペ号事件の廻船式目『難破船に生存者がいない場合はその資産を漂着地の神社仏閣の造営費にあててもかまわない』を思い出した。

  4. 人間七七四年 | URL | -

    河川用か沿岸用ジャンク船が流されてきたのかな
    食料も水も大した量を積んでいないので、乗組員は
    日本に漂着するまでに不在になるかと

  5. 人間七七四年 | URL | -

    ※4
    積み荷が絹に薬種といかにも輸出品くさいのが気になるな
    内水用の貨物船だったら穀物や塩、生活用品が多くなるはず
    もしかしてだけど倭寇が戦利品を載せた船かも

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://iiwarui.blog90.fc2.com/tb.php/12307-2094420c
この記事へのトラックバック