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石田三成の呪い・悪い話

2009年02月06日 00:16

506 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/05(木) 10:25:26 ID:ecKZ6xIF
「石田三成の呪い」

慶長六年十一月十五日、前田慶次は米沢へ向かうため北上していた。
奥州安積山を過ぎると、大きな塚があった。装いも普通ではなく、土地
の者に尋ねると、「石田治部とかいう人が今年の秋の始めに都から送られ
てきのです。それをよそへ送ることをしないと、物に憑かれる人が多く出
て困るといいます。そこで、国々では二、三千の軍勢を出して次の村へ送
るのです。そして送ったところには塚を立てるのです」と答えた。

都を出たころはそれほどでもなかったが、次第に大げさになり、下野あた
りでは、石田三成が夢を見た人を襲って「藁人形を作り、具足、兜、刀を
つけ、胸に治部少と書きつけよ。草の馬もつくり、金の馬よろいをつけよ」
などと言い、母や妻の人形もこしらえさせ、送る人々の武具も真っ赤に染
めろなどと、ともかく大げさな地蔵送りを要求したのであった。

三成に憑かれた人などは、山伏や巫女が儀式を行うと「今年田畑が荒れたの
は私のせいではないのだ!」と叫んだ。

祭に使う藁の犬は古びないうちは美しい衣服を着せられ、神官が大切に敬い、
身を清めて神に贈る。しかし祭りが終わり、藁犬が古びると、通行人はその
首や背を踏みつけていき、これを持ち帰って飯を炊く人もいる。そのくせ、
また祭りの時期になると、再び藁犬を作ってこれを敬い、その下で寝起きす
ると夢にうなされたりする―ということがある。

死んだあとにも人々を騒がせるとは笑い話だが、石田治部という人間はただ
者ではないということだろうーそう慶次は思った。 『前田慶次道中日記』




509 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/05(木) 12:14:23 ID:S3iR89dA
>>506
道中日記、通しで読んだ事ないけど見た感じ
その時代の文化とか空気が感じられそうでいいね。買おうかな

510 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/05(木) 12:20:51 ID:ecKZ6xIF
>>509
道中日記読むと呪術などに頼っている民衆の姿がよく描かれてる。
それを慶次は分析してる感じ。
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