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手取川の戦い

2020年02月20日 17:53

671 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/02/20(木) 14:34:54.30 ID:9EoSOrI+
天正四年五月朔日、上杉謙信の軍勢は長(続連)の城に押し寄せた。二万の軍勢を二手に分け、河田豊前(長親)、
柴田掃部(新発田長敦ヵ)、直江山城(大和守景綱の間違い)、北條丹後(高広)、荒尾一角、上村党一万にて
城を攻め、中條五郎右衛門(景泰ヵ)、甘糟近江(景持)、北條伊豆、竹股、色部、白屋、土岐等を御旗本に
加えて一万余の兵が松任に備えた。これは城の落ちない内に織田信長の加勢が来た場合に、戦を決するためで
あった。

謙信は甘糟近江に「汝のすっぱ(忍)を越前筋の五里を限りとして入置いておくように。信長勢の者共は
何れも陣所に柵の木を結んでいると聞いているが。」と密かに申し付けると、近くの者ばかりを召し連れ
諸手を乗り回し下知をなされ、大変念入りになされた。

織田信長へは長(続連)より、謙信が越中に御着陣されたその日より使者が立て続けに送られた。
『今回、もし首尾御違いに於いては、我等は輝虎旗下となり、先手を致して越前をその日の内に押し破る
でしょう。』
このように申し越したため、信長より後詰として差し越された人々は、柴田修理(勝家)、佐久間玄蕃(盛政)、
丹羽五郎左衛門(長秀)、長谷川於竹(秀一)、前田又左衛門(利家)、木下藤吉(秀吉)、徳山五兵衛(則秀)、
氏家卜全(直元)、滝川伊予守(一益)の大将九人、都合四万八千を松任の南大聖寺ヶ原へ差し越し、謙信の
陣所とその間二里であった。

しかし上方勢は恐れて河を越えようとせず、一方の越後勢は彼らを物ともせず、旗本一万は松任に備え、後詰の
受手を心がけ、先衆一万にてくり盾を突きにわか攻めにして、ただ一日に乗っ取り、長筑前守兄弟を初めとして
上下男女二千六百余人を撫で斬りとした後、直ぐに大聖寺後詰の陣へ謙信は使いを立てた

『明日卯の刻(午前六時ころ)、その方に謙信参り一戦を遂げる。』

そう申し越され、二万の人数を一所に集め、前後左右の手配りを丈夫にされ、一の鐘にて緒軍準備をし、
二の鐘にて武具を構え、三の鐘にて討ち立つ擬勢を見せた。

これを信長衆聞くと、前日に「河を越えて木下藤吉、佐久間玄蕃を先鋒として有無の一戦」と決した時の
気色は既にうち替わり、前田又左衛門、丹羽五郎左衛門が一番に崩れ河を引き返した。これを見て織田軍は
諸手騒ぎ、暁天に敗軍して、大聖寺河を急いで越えようとしたため歩騎数百人が流死したが、それにも拘らず
我先にと、跡も見ずにまだ夜も明けきっていない内に越前まで引き取った。

謙信は夜が明けて卯の刻、大聖寺に押し寄せ見てみれば、武具、馬具、兵糧所々に捨て置かれ人は一人も
無かった。謙信は大いに笑われ
「今まで堪忍出来かねず、蹴散らして河へ切り込んでやろうと思っていたのに、そこをよく察して
夜逃げするとは、然しながら聞くに違わぬ、信長家中の名人共である。」

と、却って褒められた。

松隣夜話

いわゆる手取川合戦についてのお話。どうでもいいけど松隣夜話、上杉家中の受領名や仮名は適当なのに、
信長家中についてはやたら正確なのは何なんですかね。



672 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/02/20(木) 20:18:38.55 ID:ESupygtZ
越後から会津に移封なったりそのあと米沢にまた移封なったりで記録散逸したのかねー

673 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/02/20(木) 22:24:39.90 ID:hdagg7Kr
松隣夜話が作られた時代には織田・豊臣関係は資料が豊富そう
他の大名家はホントに縁がないと資料当たるの難しそう

674 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/02/22(土) 04:47:02.37 ID:CvAbB6Xc
おおかた上杉綱憲の御用学者が書いたんだろ

675 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/02/22(土) 15:37:24.41 ID:/J8VZAUW
貝原益軒は黒田藩の御用学者

と書いたら貝原益軒を中傷していることになるのだろうか

676 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/02/22(土) 16:26:46.06 ID:Se+Xrkr1
>>674
松燐夜話は、原文読むと解るが、基礎的な年代の間違いや文字の当て字がやたら多く、御用だろうが「学者」の書く文章ではない。
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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    また直江山城がタイムリープしてる…

  2. 人間七七四年 | URL | -

    徳山則秀レベルが大将扱い…

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