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週刊ブログ拍手ランキング【02/27~03/04】

2020年03月04日 16:14

02/27~03/04のブログ拍手ランキングです!


花村勾当 13

安房守の死と大坂の陣の左衛門佐 10

これは皆、其の方のためではないか 8

檀那、甲斐無し! 7
義士塚の由来 7
三左衛門はいかが致したか 7
北条氏所縁の娘、香沼姫 7

真田が尤もである。家康の誤りである 6
室賀正武謀殺 5
夫婦地蔵の伝説 5
南部信直・利直とプロパガンダ 4


今週の1位はこちら!花村勾当 13
近世の政権は、色々な理由にはよるのでしょうが、幕府を始めとして盲人の保護に割と熱心である、という特徴がありますね。
このお話もそういった流れの中のものでも有るのでしょう。
またこのお話に対するレスの中にもありましたが、政宗が文化を統治の中に巧みに用いていた事も察せられ、そういった面を
併せて読むと、更に一層興味深い内容に成るかと思われます。このあたりを現代の東北に根付く文化と比較して見るもの、
また面白そうです。
それにしてもこのお話も、花村正一の機転に対する面白がり方など、いい意味で伊達政宗のキャラクター性が存分に出て
いますね。やはり政宗自体、色々な意味で稀有な人物だったのだろうな、ろう感慨も抱かせてくれるお話だと思いました。

2位はこちら!安房守の死と大坂の陣の左衛門佐です!
真田昌幸の「遺言」、はかなり有名なのですが、彼の『作戦』なるものが当時の実情に適していたかどうか、といえば
率直に言って疑問と言わざるを得ないでしょう(そもそも瀬田を防衛線にして成功した例があるのかというw)
事実というよりも一種の軍記的修辞、と考えるべきなのでしょうね。
その上で、一種の伝説的軍略家としての評価があることを、自他ともに認識していた、という面が感じられる内容でもありますね。
また真田信繁の大坂の陣に於ける、有名な伊達騎馬鉄砲隊との戦いも、機敏な対応のみ成らず、兵の心理も利用するなど、
これもまた勝れた軍略家の面目躍如と言った形です。
敵をギリギリまで近づけて兜を着けさせ云々という話は、おそらく中国の古典か軍記に元ネタが有るとは思うのですが、これもまた、
信繁がそういった軍略を用いるに足る名将である、という事の表現でも有るのでしょう。
後世の真田昌幸、信繁父子に対する認識が、非常によく出ている内容だと思いました。

今週管理人が気になった逸話はこちら!檀那、甲斐無し!です!
大阪の陣に関しては、幕府方、大阪方に拘らず、とにかく武士が「討ち死にしたがる」という現象が見て取れます。
これもまた、真田家におけるそういった現象の記録でも有るのでしょう。
この時期の若い武士たちにとっては、身内の中でも前の世代、更にその前の世代には多くの討ち死にが有り、彼らの存在、
そして現在在るその地位は、それら過去の人々の討ち死のおかげである、という事が繰り返し教え諭されたこと、想像に難く
ありません。である以上、彼らの多くがこの天下の大合戦の機会に、家のため、後世のためにも、教え諭され讃えられた「討ち死」
を望むことは、割と自然な選択ではないか、と思うのです。
勿論これは主君の立場、或いは彼らの下で家中を構成する人々からすれば、このお話の中で小林金太夫が「甲斐無し!」と
叫んだように、実に厄介な考え方であるのでしょうが、これも又、当時の武士たちの価値観に於いては自然な発想でも有った、
と考えることが出来るのかも知れません。そんな事をふと考えた内容でもありました。


今週もたくさんの拍手を、各逸話にいただきました。いつもありがとうございます!
また気になった逸話を見つけた時は、そこの拍手ボタンを押してやってくださいね!
(/・ω・)/
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