584 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 18:59:54 ID:4+HYzei4
ということで、太田資正(の敵にとって間が)悪い話
喉輪を外せ
太田資正は国府台の合戦で北条氏に苦戦し、自らも数か所の手傷を負った。
運のないことにそんな手負いの資正に北条家の侍が組みついて、資正はマウントポジションを取られた。さらに運の悪いことに資正の郎党もそばにおらず、助太刀も期待できない。
資正絶対絶命のピンチである。
敵の侍は脇差を抜いて資正の喉首に刃を押しあてた。ところが、資正が喉輪(首・胸元を防御する武具)を装着していることに気付かないのか、なかなか刃が通らない。
資正は郎党が駆け付けるまで時間を稼ごうとこう言った。
「貴殿に言い残したいことがある。それではワシの首は取れないぞ。まず、喉輪を外してそのあとに首を切るべきでござろう。」
「資正殿、ご忠告かたじけない。今から喉輪を外すゆえしばし待たれよ。」と敵はもどかしい手つきで資正の喉輪を外し始めた。
そうこうする内に主人のピンチを救わんと資正の郎党が駆けつけ、敵は郎党にあっさりと首を取られたという。
(続武者物語)
585 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 19:28:39 ID:/7yysFKG
こんな極限状態なのに互いに礼節を忘れないってのはやはりすごいなw
586 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 19:37:45 ID:hscWy0OR
>>584
無防備である脇の下から心臓を突き刺すのは当時はタブーだったのかな?
587 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 19:38:32 ID:wv51c67d
先にトドメを刺さないあたりはむしろいい話
588 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 19:40:12 ID:jlqoFdJ1
>>586
その方法に気づかせないために、わざわざ「喉輪をはずせ」と言ったんじゃないの?
589 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 19:45:54 ID:XVBZnsHQ
さっくり止め刺させないために時間掛かる方法をわざと教えた、と。
沈着冷静だな
599 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 23:48:08 ID:/HKT1Ag8
>>586
当世具足だと脇の下には万智羅という鎖帷子のベストや、
脇引という鉄の小札を綴ったパッドを付けてるよ
600 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/07(土) 00:15:34 ID:r4421eHK
>>599
マ、マンチラ?
604 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/07(土) 03:02:24 ID:0BKMuQu1
>>600
畠山さん成仏して下さい。
630 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/07(土) 13:06:27 ID:6DEkfM/x
>>584
資正と康資の逸話は、奇しくも里見方として国府台合戦に参加したときのものだね。
同じ戦場にいたとは思えない落差だな。
資正の能力は秀吉をして「おれですら天下を取れたのに、資正ほどの人物が一国すら取れない
のは本当に不思議だ。」と言わしめた人物。よっぽど地の利を得なかったのかな。
この人の晩年は悲壮感すらあるね。
ちなみに、2人は晩年にタッグを組んでいるが、オードリーみたいな芸風だったのだろうか?
ということで、太田資正(の敵にとって間が)悪い話
喉輪を外せ
太田資正は国府台の合戦で北条氏に苦戦し、自らも数か所の手傷を負った。
運のないことにそんな手負いの資正に北条家の侍が組みついて、資正はマウントポジションを取られた。さらに運の悪いことに資正の郎党もそばにおらず、助太刀も期待できない。
資正絶対絶命のピンチである。
敵の侍は脇差を抜いて資正の喉首に刃を押しあてた。ところが、資正が喉輪(首・胸元を防御する武具)を装着していることに気付かないのか、なかなか刃が通らない。
資正は郎党が駆け付けるまで時間を稼ごうとこう言った。
「貴殿に言い残したいことがある。それではワシの首は取れないぞ。まず、喉輪を外してそのあとに首を切るべきでござろう。」
「資正殿、ご忠告かたじけない。今から喉輪を外すゆえしばし待たれよ。」と敵はもどかしい手つきで資正の喉輪を外し始めた。
そうこうする内に主人のピンチを救わんと資正の郎党が駆けつけ、敵は郎党にあっさりと首を取られたという。
(続武者物語)
585 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 19:28:39 ID:/7yysFKG
こんな極限状態なのに互いに礼節を忘れないってのはやはりすごいなw
586 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 19:37:45 ID:hscWy0OR
>>584
無防備である脇の下から心臓を突き刺すのは当時はタブーだったのかな?
587 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 19:38:32 ID:wv51c67d
先にトドメを刺さないあたりはむしろいい話
588 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 19:40:12 ID:jlqoFdJ1
>>586
その方法に気づかせないために、わざわざ「喉輪をはずせ」と言ったんじゃないの?
589 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 19:45:54 ID:XVBZnsHQ
さっくり止め刺させないために時間掛かる方法をわざと教えた、と。
沈着冷静だな
599 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/06(金) 23:48:08 ID:/HKT1Ag8
>>586
当世具足だと脇の下には万智羅という鎖帷子のベストや、
脇引という鉄の小札を綴ったパッドを付けてるよ
600 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/07(土) 00:15:34 ID:r4421eHK
>>599
マ、マンチラ?
604 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/07(土) 03:02:24 ID:0BKMuQu1
>>600
畠山さん成仏して下さい。
630 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/07(土) 13:06:27 ID:6DEkfM/x
>>584
資正と康資の逸話は、奇しくも里見方として国府台合戦に参加したときのものだね。
同じ戦場にいたとは思えない落差だな。
資正の能力は秀吉をして「おれですら天下を取れたのに、資正ほどの人物が一国すら取れない
のは本当に不思議だ。」と言わしめた人物。よっぽど地の利を得なかったのかな。
この人の晩年は悲壮感すらあるね。
ちなみに、2人は晩年にタッグを組んでいるが、オードリーみたいな芸風だったのだろうか?
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コメント
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資正の逸話なので、「太田資正」のカテゴリーに移してやってください。
( 2009年02月08日 14:54 )
まとめ管理人 | URL | -
Re: タイトルなし
ご指摘ありがとうございます。変更しておきました。
( 2009年02月08日 19:15 )
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