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一色義定謀殺

2020年03月20日 15:42

928 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/03/20(金) 03:55:08.86 ID:xMBLyZ5b
天正九年の三月に、細川藤孝・忠興父子は丹後に入国され、明智光秀が予てより取り持たれた契約の事であったので、
その年の五月に細川藤孝の息女を一色(義定)殿に嫁がされた。

同十年九月八日、五郎(一色義定)殿が宮津の城に聟入りあって、細川父子に対面した。
この時、未だ宮津の城は完成していなかったため、はかばかしい座席も無く、そのため大手の内にあった、家臣・
有由士郎右衛門の宅に於いて五郎殿を饗応し、既に酒宴に及んだ。

細川藤孝が抔を一色殿に差し、五郎が抔を取り上げて、頂こうとしたその時、忠興が一色を討った。
しかし少しかわしたか、弓手の肩を討たれた。
五郎も流石壮士にて、勇猛をふるったものの、大勢が出合い、取り籠めて遂に討たれ給うた。
いたわしき有様であった。

五郎の扈従に蘆屋千八、金川与藤という者たちが有り、彼ら二人は常に一色の身近くに仕えていたため、
この時も召し具され次の間に在ったのだが、彼らについても予め討手を用意し、一色殿と同時にこの二人も
討たせた。蘆屋、金川は勇士であり、即座に抜き合い、討ち手も手負ったが、多勢に無勢であり、叶わずして
二人共討たれた。
その他の一色衆は、予め大手の門外に町家を建て、そこに置かれていたのだが、城内が何やら騒がしく、
一色討たれ給うと聞こえると、「すわ!我先に!」と抜き連れて追手の門へ入り込もうとしたが、細川衆
切って出て、大手の橋を轟かせ追い返して戦った。手負い、死人多く出て、一色方は十三人が枕を並べて討たれた。
生き残った一色衆は皆、弓木に引き取って堅固に城を固めた。

丹州三家物語

細川父子による一色義定謀殺についてのお話

続き
一色義定室・伊也姫の事


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コメント

  1. 人間七七四年 | URL | -

    ゲームロブスローンズにも似た展開があって、エグかったなぁ。
    それに近いのは、宇喜多直家がやったけど。

    酒宴で騙すのは、日本では古代からの常套手段だよね。ヤマタノオロチ辺り。

  2. 人間七七四年 | URL | -

    日本に限らん
    シナでも酒宴は暗殺現場に利用されるのが常

  3. 人間七七四年 | URL | -

    細川家に感じる陰湿さ

  4. 人間七七四年 | URL | -

    ※3
    実際には本能寺で明智についた一色が始末されただけなんだけどさ

  5. 人間七七四年 | URL | -

    米2
    費禕「ヒイ~ッ」

  6. 人間七七四年 | URL | -

    行けば殺されるし断れば攻められる口実になるしな

  7. 人間七七四年 | URL | -

    如水「そうそうよくあることよくあること」

  8. 人間七七四年 | URL | -

    ※5
    張嶷「あれだけ忠告したのに・・・」

  9. 人間七七四年 | URL | -

    そもそも細川の姫貰っておいて細川に同道しなかったんだから始末されるのは目に見えてるでしょ?
    それに秀吉との関係を考えれば細川家としても主君殺しに関わった家を見逃すわけも無い

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