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武士の「話」について

2020年04月02日 18:26

864 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/02(木) 03:31:39.34 ID:pq0QyS8J
人には何かしら好きな事が有るものだ。弓鉄砲、或いは馬、鞠、兵法、料理、乱舞、歌、盤上、鵜、鷹、
数寄の道、何れであっても好きな事が有のであれば、仮初にてもその事を話すものだ。
また人の話であっても、自分の好きな事であれば聞くものである。
また人により、武道の話をいたし、また人がそれを話すのも面白がって聞く者は、良き心がけの者であると
存じておくべきであろう。

大方、人々の心中は話、或いは愛する友を以て知れるものであると、松長という名人が申された(松永久秀の事か)。
誠に相違無いと見える。
とかく、どんな諸芸であっても、自分の心に染まらぬ事は、成らざる事であり、その心得が有るべきである。

常々ものを良く申していても。戦場に於いては有無のことを申さぬ人がある。
また敵との間が遠い時は何かと口を利くが、敵が近くなると物を言わない人もある。
そういった具合の将は、常々どれほど口を利き、物を良く申していたとしても、それは用に立たない事である。
殊に敵が遠いほど物を申し、近くなって合戦前になると萎れたような体となって居るのは、殊の外に見苦しい事である。

常には少々無口であっても。戦場に於いては諸人も聞き届くように下知をいたし、物の埒を申し分ける者は、
常に物を良く口を利く者より、増しているものである。

細川幽齋覺書

武士の「話」について



865 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2020/04/02(木) 20:19:20.89 ID:fNTnUbyo
これは落ち着いてる幽齋さんですね
いつもこうなら良いのに
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コメント

  1. 名無しさん | URL | -

    晴信「人には誰かしら好きな男が有るものだ」
    昌信「御屋形様…///」

  2. 人間七七四年 | URL | -

    >とかく、どんな諸芸であっても、自分の心に染まらぬ事は、成らざる事であり、その心得が有るべきである。
    幽斎様、あれだけ多芸なのに全てに対して心底全力投球だったってことかマジか

  3. 人間七七四年 | URL | -

    幽斎って対立関係にあった長慶や久秀のことは結構尊重して語るよね
    政治的には敵対していても文化的にはやはり先輩だからか

  4. 人間七七四年 | URL | -

    前半はオタクについて言ってるみたいで辛い

  5. 人間七七四年 | URL | -

    前半部分について、落乱によれば、忍術にもそんな教えがあったとか

  6. 人間七七四年 | URL | -

    後半は、大阪人に見えるな。
    普段は口が滅法達者なのに、
    肝心な局面ではその口が何の役にも立たない。

  7. 人間七七四年 | URL | -

    幽斎「彼の者戦場から遠くなるにつれ早口になる事気持ち悪く候」

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